英語科教育法Ⅱ
教壇で生かせる基礎力を養う

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
幡上 義弘 講師 2 2~4 第2学期 5

授業の目的・内容

英語を教科として「教える」という場合、「教える」べき内容がある。その内容とは何かを見極める過程において、規定された時間と環境の条件中で「教える」ことの意味、またその成果をいかに評価するか、などの様々な問題が浮かび上がる。指導技術の向上を目指すことはもちろんであるが、技術の根底にある指導の理念について各受講生が理解を深め、学習者の成長を見守り、教える目標を日々新たに見直すことで授業を通じて教師も成長する基本力を養うのが本講座のテーマである。指導案を作成する基礎も学ぶ。

授業計画

オリエンテーション 英語科教育のしくみ
教材研究 (1) 検定教科書の構成 言語活動、コミュニケーション活動について
教材研究 (2) 教科書の分析 活動のいろいろ 指導案の作成(1)
指導案の作成(2) 音声指導(1) 話すことの指導(1)
活動の例(1) 文法指導(1)
音声指導(2) 書くことの指導(1)
活動の例(2) 文法指導(2)
話すことの指導(2) 書くことの指導(2)
模擬授業(1) 模擬授業(2)
10 授業展開の注意点(1) 模擬授業(3)
11 模擬授業(4) 模擬授業(5)
12 授業展開の注意点(2) 模擬授業(6)
13 模擬授業(7)
14 総括
受講生の人数と理解度により進度は変化する。授業の準備も含め、模擬授業の評価に関しても積極的な取り組みが要求される。「授業」を欠席したり、遅刻すると「先生」と「生徒」に迷惑となるので、全授業欠席しないことを望む。

授業方法

個人の意見の発表、グループでの討論、デモンストレーション等を適宜取り入れ、演習形式の授業を行う。受講者全員の積極的な参加、活発な意見交換、研究発表を期待している。模擬授業では、教師役、生徒役に分かれて「授業」を経験する。指導案の作成方法についても理解を深める。

成績評価の方法

総合評価(の予定)
出席重視。模擬授業への積極的な参加、毎回の講義のまとめのレポートの内容などをもとに総合的に評価する。

教科書

中学校学習指導要領
高等学校学習指導要領
「中学校検定教科書」
「高等学校検定教科書」
中学校の検定教科書一冊と、高校の検定教科書一冊の都合二冊を、受講生全員が共通に購入する(1000円弱程度)。

参考文献

プリント、コピー等を必要に応じて配布する。適宜、授業で指示する。

その他

《今年度初めて第2学期の英語科教育法を履修する者》
…幡上講師担当クラスでも高田講師担当クラスでも池野講師担当クラスでも履修可(ただし人数調整有)。
《すでに第2学期の英語科教育法を1つ以上履修している者》
…既修クラスと異なる担当者開講の授業を履修すること。
◎受講クラスは4月5日(金)までに教職課程に申し出ること(締め切り厳守。履修人数に偏りが出た場合、どのクラスでも履修可能という学生に、クラス変更を依頼することもある)。
決定したクラスは4月8日(月)に決定し、同日掲示で発表する。