宗教の現在

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
林 東洋 講師・他 4 通年 2

授業の目的・内容

幕末以降に誕生した新しい宗教教団は、多少の侮りの意味もこめて「新興宗教」あるいは「擬似宗教」などとよばれたこともあった。しかし、時の試練に耐えて生き延びた新宗教教団は、現在では看過できぬほど大きな社会的影響力を有している。また、それら新宗教の活動に刺激を受けた伝統宗教も、それぞれ新生の道を模索している。「21世紀は宗教の時代である」という指摘も、あながち的外れではないのである。本講義では、東アジアの宗教事情から世界の伝統宗教の現況までを視野に入れながら、現代の宗教のあり方を多面的に検証する。さらにその考察を通して、「人間の心の回復」という大問題を多方面から探究することを目標とする。(なお、この講義の各回の内容は、基本的には前年度とほぼ同一のテーマである。)

授業計画

1 4/12 ガイダンス 学習院大学講師 林東洋
2 4/19 現代宗教への視点 國學院大學教授 井上順孝
3 4/26 同上
4 5/10 同上
5 5/17 現代日本の仏教 学習院大学講師 林東洋
6 5/24 同上
7 5/31 同上
8 6/7 同上
9 6/14 神道の現在 学習院大学講師 小平美香
10 6/21 同上
11 6/28 同上
12 7/5 日本の民俗宗教 沖縄県立芸術大学付属研究所共同研究員 三島まき
13 7/12 同上
14 7/19 同上
15 7/26 予備日
16 9/20 文学と宗教 早稲田大学日本宗教文化研究所招聘研究員 平沢卓也
17 9/27 同上
18 10/4 同上
19 10/11 韓国の現代宗教 東京外国語大学教授 丹羽泉
20 10/25 同上
21 11/8 同上
22 11/15 グローバル化とイスラーム 神田外語大学講師 吉田京子
23 11/22 同上
24 11/29 同上
25 12/6 日本人とキリスト教 学習院大学講師 林東洋
26 12/13 同上
27 12/20 同上
28 1/10 同上
29 1/17 まとめ 学習院大学講師 林東洋
30 1/24 理解度の確認
各分野の専門家に応援を求めているので、学外の講師の都合によって授業内容が変更されることがある。掲示その他による伝達事項に注意すること。

授業方法

原則として講義形式であるが、各講師によって方法は多様である。スライド・ビデオ等を使用する。

成績評価の方法

第2学期(学年末試験):100%(各講師から出題された問題の中から一つを選択し、与えられた内容について論じてもらう。)

参考文献

諏訪春雄編『現代日本の宗教事情』(遊学叢書)、勉誠出版1999年、ISBN=9784585040613
井上順孝ほか編『新宗教 教団・人物事典』、弘文堂1996年、ISBN=9784335160288
このほか、必要に応じて各講師からその都度、紹介される。