現代科学


  --科学の不思議と面白さ―--

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
持田 邦夫 教授・他 4 通年 3

授業の目的・内容

宇宙の誕生から生命の仕組みまで、現代の自然科学とそれを支える技術開発の状況、または研究の考え方、進め方などについて、最先端の研究者を講師としてお招きし、文系・理系の学生諸君にもよく理解してもらえるように解説していただく。この講義を通して、現代科学への関心を広げ、科学と人間社会関わりについて考える材料を発見してくれることを期待する。

授業計画

1 オリエンテーション/触媒の不思議ーセレンディピテー
持田邦夫(理学部化学科)/小宮三四郎(本学客員教授)
2 ミクロとマクロの物理学 田﨑晴明(理学部物理学科)
3 太陽電池の物理と技術 渡邉匡人(理学部物理学科)
4 国際宇宙ステーションにおける氷の結晶成長 横山悦郎(計算機センター)
5 ブラックホールのエントロピー 井田大輔(理学部物理学科)
6 量子と情報のはなし 平野琢也(理学部物理学科)
7 太陽観測最前線ー地球は寒冷化するか?-常田佐久(国立天文台)
8 超高圧下の物質の世界 赤荻正樹(理学部化学科)
9 機能性セラミックス材料の化学 稲熊宜之(理学部化学科)
10 地球環境の維持ー何が問題なのかー 石井菊次郎(理学部化学科)
11 医薬品の合成と有機化学 秋山隆彦(理学部化学科)
12 極限を作る技術 荒川一郎(理学部物理学科)
13 2015年に幕をあける水素エネルギー社会 西宮伸幸(日大理工学部)
14 環境中の放射能と原発事故の影響 吉田聡(放医研)
15 第1学期のまとめ、どのようにレポートを整理するかなど
持田邦夫(理学部化学科)
16 It's Not a small world:小さな非翻訳RNAが織りなす遺伝子のフロンティアと医学への応用 浅原弘嗣(東京医科歯科大)
17 オイラー関数と暗号 赤尾和男(理学部数学科)
18 身近な数学 中野史彦(理学部数学科)
19 江戸時代の数学者と現代の化学者 小川束(四日市大学環境情報部)
20 iPS細胞によるがんの免疫治療 渡会浩志(東大医科研)
21 航空機の空気力学 德川直子(宇宙航空研究開発機構)
22 ゲノム不安定性と疾患 菱田卓(理学部生命科学科)
23 がん細胞の社会学 佐谷秀行(慶応大医)
24 医療福祉工学 正宗賢(東大院情報工学系)
25 感覚を担う分子 岡田哲二(理学部物理学科)
26 植物の概日リズムと花芽形成 清末知宏(理学部生命科学科)
27 細胞を殺して個体が栄える仕組み 安達卓(理学部生命科学科)
28 動物の発生 高橋淑子(京大院理)
29 ウイルス感染症を正しく理解するために 杉山和夫(慶応大医)
30 太古から保存されている構造;中心子と鞭毛・繊毛 廣野雅文(東大院理学系)
1)講義の具体的日程表は、オリエンテーションにおいて配布する。日程は都合により変更することもあるが、変更については、その都度掲示する。2)学期末にレポートの提出を義務づける。

授業方法

講義形式。スライド、OHP等を随時使用し、また必要に応じて実物投影、プリントなどの配布を行う。

成績評価の方法

レポート:40%(レポートはこちらが指定した講義について2報程度提出してもらう)
平常点(出席、クラス参加、グループ作業の成果等):60%(出席状況、授業態度を重要視する)
出席状況を毎回調べる。また授業中講義を聴く態度について真剣に聞くことを望む

第1回目の授業に必ず出席のこと。

第1回目の授業については必ず出席するように。人数の関係上、適正規模を超えた場合は人数制限を行う。