心理学E
「心理学」を理解する、こころを理解する―

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
上淵 寿 講師 4 通年 5

授業の目的・内容

 「心理学」という学問は、世間一般で言われるような遊び感覚の気持ちの研究ではない。人のする行動や行為はすべて心理学研究の対象である。このように、心理学とは何かをしっかり理解してもらうことが、本講義の第一の目標である。
 さらに、心理学の様々な下位領域について受講者によく知ってもらい、各受講者の専門にできるだけ生かせるようにしていきたい。

授業計画

1 オリエンテーション1 心理学とはなにか
2 心理学でわかること、心理学の主な分野と関連領域
3 パーソナリティ(1) パーソナリティの理論、構造
4 パーソナリティ(2)パーソナリティの測定、診断
5 自己について
6 発達心理学(1)発達とは何か、乳児期から幼児期
7 発達心理学(2)児童期から老年期
8 知能心理学
9 社会心理学(1) マクロな社会心理学
10 社会心理学(2) ミクロな社会心理学
11 心の適応
12 心の障害
13 心と問題行動
14 まとめ
15 自主研究
16 オリエンテーション2 心理学について深く探求する
17 脳と心(1)脳と神経の概要
18 脳と心(2)脳と障害
19 知覚・感覚
20 学習
21 認知(1)記憶と理解
22 認知(2)思考
23 感情(1)基本的な考え方
24 感情(2)感情の考え方の応用
25 動機づけ(1)基本的な考え方
26 動機づけ(2)動機づけの考え方の応用
27 心理学の歴史(1)古代から19世紀まで
28 心理学の歴史(2)20世紀以降
29 まとめ
30 自主研究
受講者と相談の結果、授業計画を変更する可能性がある

授業方法

一般的な講義形式である。授業者が毎回の内容の概要を提示し、それに基づいて各論を講義し、最後に総括する。基本的には、PowerPoint等を使ったスライドショー形式での授業となる。受講者には資料を配付し、スライドショーや授業者の説明の定着を図る。また、DVD等の視聴覚教材も積極的に利用する。さらに、一方的な講義だけではなく、受講者とのインターラクションも重視する。

成績評価の方法

第1学期(学期末試験):50%(授業内容の理解、授業内容の理解に基づく受講者自身の意見をもてること)
第2学期(学年末試験):50%(授業内容の理解、授業内容の理解に基づく受講者自身の意見をもてること)
ただ出席しているだけでは評価されない。授業内容の深い理解が必要である。

参考文献

参考文献は、授業時に適宜紹介する。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

私語については厳格に対処する。