担 当 者 | 単 位 数 | 配当年次 | 学 期 | 曜 日 | 時 限 |
岡野 利津子 講師 | 4 | 2~4 | 通年 | 火 | 3 |
1 | テキスト、授業方法、採点方法等の説明を行います。 |
2 | 二回目以降、テキストの講読にはいります。 |
今年度は、「学(エピステーメー)」「直観(ヌース)」「知恵(ソフィア)」「賢慮(フロネーシス)」「技術(テクネー)」といったギリシア哲学で重要な知性の働きが取り上げられている、アリストテレス『ニコマコス倫理学』第6巻を読みます。 アリストテレスによれば、私たちの実際の行為を決定し、私たちを幸福ならしめる知性の働きは「フロネーシス」であり、それは必然的でない事柄や個別的な事柄に関わり、経験によって養われるものです。倫理的な徳の涵養に必要なのが良き習慣付けだとするアリストテレスの実践的な考え方が、ここでは知性の働きに即して論じられています。 |