※心理学特殊研究6
トラウマ支援とPTSDの精神療法―

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
金 吉晴 講師 2 2~4 第1学期 5

授業の目的・内容

犯罪被害、性被害、事故、災害、虐待などによって被害を受けた方(トラウマ被害者)の相談、支援のための基本知識の理解と、PTSDに対する持続エクスポージャー療法の基礎を事例に則したワークショップ形式(スキルトレーニング、ロールプレイ、グループ討論を含む)で習得すること。特殊なトラウマ反応についての精神療法の基礎知識を学習すること。

授業計画

1 トラウマ被害者の一般的な心理の理解と対応
2 PTSDと周辺疾患(解離、悲嘆、子どもの反応など)
3 持続エクスポージャー療法実習1
4 持続エクスポージャー療法実習2
5 持続エクスポージャー療法実習3
6 持続エクスポージャー療法実習4
7 持続エクスポージャー療法実習5
8 持続エクスポージャー療法実習6
9 持続エクスポージャー療法実習7
10 持続エクスポージャー療法実習8
11 トラウマによる悲嘆と精神療法
12 子どものPTSDと精神療法
13 複雑性PTSDと精神療法
14 総括
15 予備日

授業方法

講義は最小限に留め、ワークショップ形式での討論、実技、事例検討を中心にします。

成績評価の方法

小テスト:50%(治療原理に従って、実際の事例についてどのように考えられるのかを重視。)
平常点(出席、クラス参加、グループ作業の成果等):50%(自発的な実技への参加と発言、質問を重視。)

教科書

フォア他 (訳金吉晴他)『PTSDの持続エクスポージャー療法』、星和書店2009