特設演習(放送と法)

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
小塚 荘一郎 教授 2 1~2 第2学期 2

授業の目的・内容

テレビ・ラジオの放送を取り巻く法制度について、調べてみましょう。本当は、憲法をはじめ会社法や独禁法などさまざまな法律を前提にしなければなかなか理解できない難しい分野ですが、そのすべてを「勉強する」のではなく、こういう身近に見える話題にも、いろいろな形で法律がかかわっているということを「実感する」ことが、この演習の目標です。

授業計画

1 イントロダクション
2 NHKの受信料
3 NHKの組織――経営委員会、理事会など
4 民放の全国ネットワーク
5 放送局のオーナー――マスメディア集中排除原則
6 放送持株会社
7 ケーブルテレビと地上波番組
8 衛星放送、ケーブルテレビのプラットフォーム
9 番組製作の現場と下請法
10 「クールジャパン」コンテンツの輸出
11 ラジオ放送の経営基盤
12 スマートテレビ?――通信と放送の融合
13 放送にかかわる人々(ゲストスピーカー)
14 放送局の仕事(見学)
15 理解度の確認
ゲストスピーカーの講演や見学は、先方の都合に合わせますので、実際の授業予定には入れ替えがあります。また、見学は、授業の時間帯とは別の曜日・時間になるかもしれません。

授業方法

受講者の皆さんには、それぞれのテーマについて、「どうなっているのか」「何が起こっているのか」を調べてもらいます。その報告を聞いて、私から「その背後の法制度はどのようなものか」を説明します。前提知識はなくても構いませんが、「知りたい」「調べたい」という感性を持っている人を歓迎します。

成績評価の方法

レポート:50%
平常点(出席、クラス参加、グループ作業の成果等):50%
自分の担当した回の報告と、ほかの人の報告を聞いて書くレポート(2本)を総合して評価します。

参考文献

鈴木秀美・山田健太『よくわかるメディア法』、ミネルヴァ書房2011年、ISBN=4623058506
日本民間放送連盟・研究所『ネット・モバイル時代の放送』、学文社2012年、ISBN=4762023132

履修上の注意

履修者数制限あり。(15-20名)
第1回目の授業に必ず出席のこと。