特設演習(法律の文章を読む)

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
神前 禎 教授 2 1~2 第1学期 1

授業の目的・内容

この特設演習では、大学に入学して初めて法律について学ぶことになった学生および法律学を学び始めて間もない学生を対象に、論理一般について確認をした後に、法律の文章における論理を検討することで、法学の学習をスムーズにスタートさせることを目的とする。

授業計画

1 この授業の目的・概要の説明、履修者の選抜。論理トレーニング序論
2 論理トレーニング第1章(さまざまな接続関係)
3 論理トレーニング第2章(接続の構造)
4 論理トレーニング第3章(議論の組み立て)
5 論理トレーニング第4章(論証の構造と評価)
6 論理トレーニング第5章(演繹と推測)
7 論理トレーニング第6章(価値評価)
8 論理トレーニング第7-8章(演繹)
9 演繹としての論理学と法律学
10 条文の書かれ方と法の解釈
11 裁判例の検討その1(民事事件その1・具体的妥当性)
12 裁判例の検討その2(民事事件その2・法的安定性)
13 裁判例の検討その3(刑事事件)
14 裁判例の検討その4(違憲判断)
15 まとめ
受講者と相談の結果、授業計画を変更する可能性がある

授業方法

原則として、各回について事前に予習範囲を指定する。各回の授業では、参加者全員が予習していることを前提に、議論を行う。

成績評価の方法

レポート:40%(学期末の課題レポートの内容による)
平常点(出席、クラス参加、グループ作業の成果等):60%(課題の予習の程度および授業における発言内容による)

教科書

野矢茂樹『新版論理トレーニング』(哲学教科書シリーズ)、産業図書2006年、ISBN=9784782802113
購入は教員の指示後に行うこと。

参考文献

教科書以外の文献については授業において指示・紹介する。

履修上の注意

履修者数制限あり。(10名)
第1回目の授業に必ず出席のこと。