演習(4年生)
株式投資と戦略的補完性・代替性―

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
村瀬 英彰 教授 2 4 第2学期 3

授業の目的・内容

株式市場に参加するための必要知識を深める。とくに、近年頻発するようになった「金融危機」現象に着目し、「戦略的補完性・代替性」という概念を鍵としてそのメカニズムを理論的に分析すると同時に、その分析をベースに資産の防衛的運用の手法を習得する。

授業計画

前半部は、株価変動について従来とは異なった分析を提示しつつある非効率的市場理論を学習する。とくに、効率的市場が成立しない状況・原因をリストアップし、それらについて具体例を取り上げながら検討する。後半部は、日本の株式市場の日々の動きを理論と照らし合わせ、理論の実践的な応用可能性を検証する。

授業方法

輪読形式に基づく報告と討論により進める。

成績評価の方法

レポート:60%
平常点I(報告・討論への貢献度):20%
平常点II(出席):20%

教科書

輪読およびデータ分析のための文献資料を配布する。

参考文献

日経新聞。日経ヴェリタス。「会社四季報」東洋経済新報社(CD-ROM版推奨)。チャートブック。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

学部レベルの金融論の内容を十分にマスターしていること、および英語文献による学習を厭わないことを、演習参加の前提条件とする。