企業者論

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
佐々木 聡 講師 2 3~4 第1学期 4

授業の目的・内容

企業者史学的アプローチから、企業者の構想や行動の足跡を紹介し、「革新」(innovation)とその意義について考察することにしたい。日本の企業者活動の足跡が中心となるが、比較・対照のために海外の企業者の活動についてもふれる予定である。

授業計画

1 企業者と企業者史学
2 企業者の主体的条件と客体的条件
3 幕末・維新期の企業者活動(1)安田善次郎・浅野総一郎・大倉喜八郎
4 幕末・維新期の企業者活動(2)岩崎弥太郎・弥之助(三菱)と渋沢栄一
5 明治期の企業者活動(1)初代長瀬富郎(花王)と2代鈴木三郎助(味の素)
6 明治期の企業者活動(2)岩垂邦彦(NEC)
7 明治期~大正期の企業者活動  小林富次郎(ライオン)と福原有信(資生堂)
8 大正期~昭和戦前期の企業者活動(1)鮎川義介(日産)と豊田喜一郎(トヨタ)
9 大正期~昭和戦前期の企業者活動(2)小林一三(阪急・東宝)と堤康次郎(西武)
10 戦後の企業者活動(1)本田宗一郎(ホンダ)
11 戦後の企業者活動(2)盛田昭夫(ソニー)
12 戦後の企業者活動(3)中内功(ダイエー)と鈴木敏文(セブンイレブン)
13 戦後の企業者活動(4)飯田亮(セコム)と田口利八(西濃運輸)
14 理解度の確認
15 予備日

授業方法

講義に加えて、VTRやDVDを補助教材として使用する。

成績評価の方法

第1学期(学期末試験):50%
課題レポート:50%(課題レポートが所定の要領で期日までに提出されない場合は、単位取得不可となる。)
課題レポート(50%),期末試験(50%)の割合で最終的な成績を評価する。なお,課題レポートの提出(提出日と提出書式にしたがったものだけ受理する)は必要条件とする。したがって課題レポートを提出しないで,期末試験を受けても単位取得は不可となる。

教科書

佐々木聡『日本の企業家群像』、丸善2001年、ISBN=4621048856
佐々木聡『日本の企業家群像Ⅱ』、丸善2003年、ISBN=4621072307
佐々木聡『日本の企業家群像Ⅲ』、丸善2011年、ISBN=9784621083499

参考文献

佐々木聡『日本の戦後企業家史』、有斐閣2001年、ISBN=4641280673

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

履修希望者は必ず第1回目の授業に参加すること。出席していない学生は履修を認められないことがあるので注意すること。