基礎演習ⅠB
「文学」を読む基礎力をつける―

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
掛野 剛史 講師 2 1 通年 4

授業の目的・内容

以下の2点を主に考えている。
(1)日本の近代小説を演習形式で読むことを通して文学研究の基礎を学ぶ。
(2)受講者自身が調べ、考察した成果を報告する、そしてそれを踏まえた質疑応答によって全員で読みを深めていく演習形式の授業に慣れる。

授業計画

1 ガイダンス
2 文学作品を読むとは
3 文学作品を読むための方法
4 文学作品を読む実践
5 受講者による発表と質疑応答
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14 まとめ
15 予備日
16 レポートについての講評
17 対象作品と発表スケジュールの確定
18 受講者による発表と質疑応答
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29 まとめ
30 予備日

授業方法

 第1学期は大正期の短篇小説を取り上げ、第2学期は昭和前期の短篇小説を取り上げます。最初の数回を使って、発表の方法を含め、作品分析の基礎的な講義を行います。その後は受講者による調査研究の発表とその後の質疑応答を行い、「文学」の読み方を学んでいきます。
 
 発表者以外には司会やコメンテーターなどの役割を割り振るほか、グループ討議などの形式も取り入れ積極的に意見や感想を発言、記述してもらいます。したがって受講者にはあらかじめ作品を読んでくることは当然として、積極的な授業参加の姿勢が求められます。

成績評価の方法

レポート:30%(第1学期第2学期2回のレポート)
小テスト:30%(学科実施の漢字テスト)
平常点(出席、クラス参加、グループ作業の成果等):40%(第1学期第2学期2回の発表+授業への参加度)
数値は目安で上記を総合的に評価します。

教科書

紅野 敏郎,紅野 謙介,千葉 俊二,宗像 和重,山田 俊治 編『日本近代短篇小説選 大正篇』、岩波文庫2012年、ISBN=9784003119136
紅野 敏郎,紅野 謙介,千葉 俊二,宗像 和重,山田 俊治 編『日本近代短篇小説選 昭和篇1』、岩波文庫2012年、ISBN=9784003119143

参考文献

授業内で適宜指示する。

履修上の注意

履修者数制限あり。
第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

他学科の学生は履修不可。