文学・文化コース 専門演習(4)
映画をどう読むか―

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
渋谷 哲也 講師 2 3~4 第2学期 2

授業の目的・内容

一本の映画の内容を理解することは容易ではありません。台詞、演技、演出、背景美術、編集、音楽など様々な要因により映画のストーリーは構築されます。こうした演出の細部を探るために、いくつかの映画からそれぞれ一場面を取り出して細かく分析します。とりわけ台詞では字幕がいかに内容を切りつめて表現をするかを確認し、字幕翻訳も実践してみます。取り上げる映画はサイレント映画からニュージャーマンシネマの代表作、そして現代の作品にまで。

授業計画

1 導入
2 映画の字幕について
3 サイレント映画(1)
4 サイレント映画(2)
5 ニューシネマ『不安は魂を食いつくす』(1)
6 『不安は魂を食いつくす」(2)
7 『不安は魂を食いつくす』(3)
8 21世紀の映画『グッバイ、レーニン!』(1)
9 『グッバイ、レーニン!』(2)
10 『グッバイ、レーニン!』(3)
11 近年の映画(1)
12 近年の映画(2)
13 近年の映画(3)
14 授業の総括
15 予備日
取り上げる映画は授業時に改めて相談します。

授業方法

導入講義の後に参考映写を視聴し、全員で分析、討論します。また各回のリアクション・ペーパーで、受講者の理解の内容を確認します。

成績評価の方法

レポート:70%(授業の理解度、文章表現能力)
平常点(出席、クラス参加、グループ作業の成果等):30%(出席、発言、リアクションペーパー)

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。