職業指導概論
キャリアガイダンスの理論と方法―

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
室山 晴美 講師 4 2~4 通年 4

授業の目的・内容

教師やカウンセラーとして職業やキャリア選択を支援するためには、雇用や労働の状況を理解するとともに、過去に蓄積されてきた職業やキャリアに関する心理学の研究知見を踏まえた知識やスキルが必要となる。本講義では、職業やキャリアに関する基礎的な理論のほか、適性検査、キャリアカウンセリングのロールプレイなどの実習も含めてキャリアガイダンスの方法を学ぶ。

授業計画

1 職業やキャリアの選択をめぐる諸問題(1)
2 職業やキャリアの選択をめぐる諸問題(2)
3 キャリアガイダンスの発祥と研究の流れ
4 キャリアガイダンスの定義と役割
5 キャリアガイダンスの理論(1)
6 キャリア・ガイダンスの理論(2)
7 キャリア・ガイダンスの理論(3)
8 職業適性評価の意義と役割
9 職業適性評価の手法(1)
10 職業適性評価の手法(2)
11 適性評価の実施と解釈(1)
12 適性評価の実施と解釈(2)
13 適性評価の実施と解釈(3)
14 理解度の確認
15 予備日
16 キャリア教育と進路指導(1)
17 キャリア教育と進路指導(2)
18 職業の定義と様々な職業
19 職業情報の内容と理解(1)
20 職業情報の内容と理解(2)
21 グループワーク(1)
22 グループワーク(2)
23 キャリア・カウンセリングの理論(1)
24 キャリア・カウンセリングの理論(2)
25 キャリア・カウンセリングの技法
26 キャリア・カウンセリングの実習準備
27 キャリア・カウンセリングの実習(1)
28 キャリア・カウンセリングの実習(2)
29 総括
30 自主研究

授業方法

第1学期は講義を中心に進めるが、自らを被検者とした適性検査の実施などの実習も含まれる。第2学期はグループワークなどの作業やキャリアカウンセリングの実習などの参加型の演習を多くとりいれる。

成績評価の方法

第1学期(学期末試験):30%(第1学期の授業内容の理解度を確認する。)
レポート:30%(第1学期と第2学期に実習を踏まえたレポートの提出を求める。形式、内容の点から評価する。)
平常点(出席、クラス参加、グループ作業の成果等):40%(出席率、グループワークへの参加、貢献度などを総合的に評価する。)
成績評価は、講義への出席状況、レポート(年間に少なくとも2本は提出)、学期末試験の成績、グループワークなど演習への取り組みの様子などを総合的に評価して行う。

教科書

特定の教科書は使用しない。毎回資料を配付する。

参考文献

必要に応じて随時紹介する。