位相入門 数2年

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
川﨑 徹郎 教授 2 2 第2学期 1

授業の目的・内容

微分積分で学んだε-δ論法の一般化である距離空間の位相について学ぶ。

授業計画

1 集合と写像(復習)
2 距離空間1:距離の定義、例、ユークリッド空間
3 距離空間2:ノルム、凸集合
4 距離空間の開集合、閉集合1:ε近傍、開集合の定義
5 距離空間の開集合、閉集合2:閉包と閉集合
6 距離空間の開集合、閉集合3:集積点
7 部分空間と積空間
8 連続写像1:ε-δ論法と連続写像
9 連続写像2:開集合と連続写像、同相写像
10 濃度、有限集合と可算集合
11 実数の完備性、非可算集合
12 コンパクト集合1:ハイネ・ボレルの被覆定理
13 コンパクト集合2:コンパクト集合と連続写像
14 連結集合
15 理解度の確認

授業方法

「位相入門演習」と一体化した授業を行う。両方出席すること。

成績評価の方法

第2学期(学年末試験):70%
平常点(出席、クラス参加、グループ作業の成果等):30%(出席点および演習問題成果)
「位相入門演習」と合わせて、出席、演習問題、学年末試験の成績を総合した点数による。

教科書

授業中に配布するプリントを用いる。

参考文献

三村 護, 吉岡 巌『位相数学入門』、培風館1995
三村 護, 吉岡 巌『詳説演習位相空間論』、培風館1991
内田 伏一『集合と位相』(数学シリーズ)、裳華房1986
一樂 重雄『集合と位相そのまま使える答えの書き方』、講談社
高橋渉『距離空間と位相空間』(数理解析入門シリーズ)、横浜図書

その他

授業プリントおよび演習問題成果を川﨑のホームページに出します。参考にして下さい。