関数解析

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
宮島 静雄 講師 2 3~4 第2学期 3

授業の目的・内容

現代の解析学における言語とも言える、関数解析の基本概念・基本定理を第一歩から学ぶ

授業計画

1 距離空間についての復習 
ノルム空間の定義と例
2 ノルム空間における収束 部分空間,直和
3 バナッハ空間の定義と例
4 有界線型作用素と作用素ノルム 共役空間 スペクトルとノイマン級数
5 ベールのカテゴリー定理
6 開写像定理と閉グラフ定理
7 ハーン-バナッハの定理
8 内積空間,ヒルベルト空間の定義と例
9 閉凸集合への射影定理,直交射影
10 完全正規直交系の存在定理
11 リースの表現定理とその応用
12 共役作用素の定義と自己共役作用素のスペクトル
13 自己共役作用素の順序
14 ヒルベルト空間における弱収束
15 理解度の確認、まとめ

授業方法

板書により進める。理解度の確認のため受講者に質問をする場合がある。

成績評価の方法

第2学期(学年末試験):80%
平常点(出席、クラス参加、グループ作業の成果等):20%

参考文献

宮島静雄『関数解析』第2版、横浜図書2007年、ISBN=4946552189
谷島賢二『ルベーグ積分と関数解析』(数学の考え方)、朝倉書店2002年、ISBN=9784254115932