教育心理学C

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
小沢 一仁 講師 2 1~4 第1学期 4

授業の目的・内容

本授業の目的は、教職課程を履修している学生が、以下の点について、考え直し捉え直すことにあります。1;生涯発達の中で中学、高校、大学から社会へ出て行くこと(青年期とは)、2;現代社会の特徴とは(現代社会とは)、3;様々な障害を持つ生徒の発達とその支援について(心の問題とは)、4;生徒の興味や関心を喚起する授業とは(学びとは・教えるとは)。このことによって、教育実習でよい授業をし、大学生活を有意義に過ごし、さらには現代社会の中で溺れず迷いつつも自分自身をもって生きていくことへのヒントにしてほしいと思います。

授業計画

1 青年期とは・その1・青年期の様々な変化
2 青年期とは・その2・親への反抗
3 青年期とは・その3・青年期危機とアイデンティティ拡散
4 青年期とは・その4・大人になるとは、「形骸化した成人式」に替わるもの
5 現代社会とは・その1・テレビやネット、メールは人をどう変えているか「TVやITの影響」
6 現代社会とは・その2・キレる子どもはなぜ増えるか「科学技術の進歩と人間関係」
7 心の問題とは・その1・発達障害(自閉症、精神遅滞、ADHD、学習障害等)
8 心の問題とは・その2・精神障害(精神病、神経症、人格障害等)
9 学びとは・その1・何のための勉強か「内発的動機付けと外発的動機付け」と学びを自分の手に取り戻す方法は「素朴な疑問」
10 学びとは・その2・素朴な疑問に答える「自分の教科への疑問に答える」
11 教えるとは・その1・教師の役割とは(教科指導、生活指導等)
12 教えるとは・その2・教師のリーダーシップとは(PM理論、コーチング等)
13 グループ内での個人発表~その1
14 グループ内での個人発表~その2
15 理解度の確認、まとめ
この授業で提示する知識量は少ない替わりに、これまでの考えの根底にある見方を問いかけていくことを求めていきます。

授業方法

青年期、現代社会、心の問題を扱う授業では、講義が中心。学び、教えることを扱う授業では、参加学生同士のグループディスカッションが中心。ともに、自分自身に問いかけながら、積極的な参加を期待します。

成績評価の方法

第1学期(学期末試験):100%(授業内容を理解しているかを評価します。)

参考文献

佐伯胖『考えることの教育』、国土社
立花隆『青春漂流』、講談社文庫

履修上の注意

履修者数制限あり。(80名)
第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

定員80名としています。履修希望者は、初回の授業で授業内容及び授業方法についての説明を受けた後、履修希望用紙を提出してください。次週までに、履修許可者を掲示板にてお知らせします。初回授業に参加しない場合、履修は不可となります。教員志望で意欲のある皆さんの履修を期待しています。