独語科教育法Ⅰ
外国語習得の際のポイント―

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
保阪 良子 准教授 2 2~4 第1学期 4

授業の目的・内容

外国語習得を第一に学習者の立場から、第二に教育者としての観点から考察していきます。現在行っている外国語学習や中学・高校等で経験した外国語学習を振り返り、それを踏まえたうえで、母語の役割、目標設定、動機づけ、文法の役割、効果的な教授法・学習法について検討することを目的とします。

授業計画

1 イントロダクション
2 外国語習得の際のポイント
3 なぜ学び、ゴールはどこにおくのか
4 外国語学習に必要なこと
5 覚えるべき語彙とは何か
6 文法は大事!
7 よい学習書とは何か
8 どんな「教師」が求められているのだろうか
9 辞書の役割
10 発音の重要性
11 「会話」とは何?
12 レアリア-文化や歴史はなぜ大事なのか
13 学習者タイプ別の勉強法
14 第1学期のまとめ
15 自主研究
年度内に教育実習を控えている学生については、適宜、時期に合わせて模擬授業をする場合もあります。また、教育実習を済ませた学生による報告会を行なう可能性もあります。

授業方法

共通テクストは参加者全員があらかじめ読んでおき、担当者はハンドアウトを作成し、担当個所の要約をしながら問題点や不明点を挙げ議論していきます。

成績評価の方法

平常点(出席、クラス参加、グループ作業の成果等):100%(発言、積極的な授業参加、担当分の発表内容を総合的に評価します。欠席は減点対象とします。)

教科書

千野栄一『外国語上達法』(岩波新書)、岩波書店1986年、ISBN=4004203295
上記教科書は各自で必ず購入してください。

参考文献

必要な参考文献、辞書類は授業中に随時紹介します。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

教育実習をするためにはこの授業を履修することになっています。ただし、この授業を履修し、さらにその他の必要な条件を満たしていても、ドイツ語能力がある程度以上のレベルでなければ、教育実習は遠慮していただくことがあります。