特別活動の研究A
主体性を育む特別活動―

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
長沼 豊 教授 2 2~4 第1学期 2

授業の目的・内容

この科目は、教科学習と並んで学校教育の重要な柱となっている「特別活動」の意義や課題などについて、さまざまな観点から検討を加える。特別活動は集団活動を基盤とした活動であり、生徒の主体的な参加と教員の適切な指導・助言によって教育効果を発揮するものである。そこで「集団のあり方と教員のかかわり方」をキーワードにして考察を深めることにする。具体的には学級活動、生徒会活動、学校行事の各領域の指導のあり方について考察する。特に学校行事については、生徒役・教員役に分かれて模擬遠足実習をおこない、体験的に学ぶ機会を提供する。

授業計画

1 特別活動の意義と役割
2 特別活動における指導のあり方
3 学校行事(1)(行事の意義)
4 学校行事(2)(行事の企画)
5 学級活動・ホームルーム活動と学校生活
6 部活動と人間形成
7 学校行事(3)(行事の運営法)
8 生徒会活動と自治(1)生徒会活動の意義
9 生徒会活動と自治(2)民主的な手法
10 ワークショップ論
11 学校行事(4)(行事の実習)模擬遠足実習
12 学校行事(5)(ふりかえり)
13 特別活動の課題と展望
14 全体まとめ
15 自主研究
模擬遠足実習を日曜日に1回おこなう(6月15日の予定であるが確定ではない。初回に指示する)。ほぼ毎回グループ学習を行う。初回に出席しない者はグループ登録しない。

授業方法

講義、グループ討論、実習など多様な方法を用いる。

成績評価の方法

第1学期(学期末試験):60%
レポート:20%
平常点(出席、クラス参加、グループ作業の成果等):20%
ミニレポートを課す場合がある。それらを含めて総合的に評価する。

教科書

長沼豊、柴崎直人、林幸克編著『改訂 特別活動概論』、久美出版2009

参考文献

文部科学省『中学校学習指導要領解説特別活動編』、ぎょうせい2008

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

「模擬遠足実習」への参加は、単位認定の最低条件となっている。初回にグループ分けのための作業を行う。必ず出席のこと。