※日本語学演習
言語授業・活動の実態を分析する―

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
金田 智子 教授 4 D/M 通年 2

授業の目的・内容

1.多様な授業データの観察・分析を通じ、授業の中で何が起こっているのかを明らかにし、その問題点・課題を探る。
2.授業を観察・分析する手法について、実践を通して学び、授業コミュニケーションの特徴や課題を発見する視点を養いつつ、実践的な能力を培う。

授業計画

1 授業及び教室活動の観察・分析とは
2 授業の実際(1)
3 授業の実際(2)
4 授業の実際(3)
5 文字化データの理解(1)
6 文字化データの理解(2)
7 文字化データの理解(3)
8 授業のタイプ、構成
9 各活動の目的
10 教師の行動とその目的
11 学習者の行動(1)
12 学習者の行動(2)
13 授業の分析例(1)
14 授業の分析例(2)
15 第1学期のまとめ
16 授業の分析:全体を見る(1)
17 授業の分析:全体を見る(2)
18 授業の分析:部分を見る(1)
19 授業の分析:部分を見る(2)
20 分析結果の中間報告(1)
21 分析結果の中間報告(2)
22 授業の分析例(3)
23 授業分析(1)
24 授業分析(2)
25 授業分析(3)
26 最終課題:研究発表(1)
27 最終課題:研究発表(2)
28 最終課題:研究発表(3)
29 最終課題:研究発表(4)
「授業分析」の可能性―授業の改善をめざして―
30 1年間のまとめ
履修者の人数・状況や、授業の進み具合に応じ、内容や順番を変更する場合がある。

授業方法

授業の映像資料、文字化資料をデータとして用い、分析を行う。また、授業データを扱った論文の講読を行う。グループ活動と個別活動を組み合わせて実施する。

成績評価の方法

レポート:25%
小課題(文献講読、データ分析等):30%
平常点(出席、授業への参加度・貢献度等):35%
ポートフォリオ:10%

教科書

配布プリント、各種論文(和文・英文)を用いる。

参考文献

Diane Larsen-Freeman and Marti Anderson, Techniques & Principles in Language Teaching, 3rd Edition, Oxford University Press, 2011, ISBN:978-0194423601
その他の参考文献については随時、紹介する。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

すでに何らかの教授経験を有し、言葉を教えることについて強い関心を持つ方の参加を期待します。また、本授業では自分自身の授業データや言語活動データを分析する必要があるため、分析可能なデータを持っていない人は、第2学期開始までにデータを用意していただく予定です。