※ドイツ語学特殊研究
中高ドイツ語入門 「ニーベルンゲンの歌」講読―

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
平井 敏雄 講師 4 D/M 通年 5

授業の目的・内容

ドイツ文学最初の黄金時代と呼ばれる、12~13世紀ごろの中世盛期、宮廷の騎士たちによる詩文学に用いられたドイツ語は、現代のドイツ語の祖先にあたる中高ドイツ語という言語でした。この授業では、今のドイツ語とは音も語形変化も構文も少なからず異なるこの中高ドイツ語を、辞書をたよりに読む能力を身につけることを目指します。同時に、ドイツ語の歴史をたどり、親戚にあたる他の諸言語との関係を探ることで、現代ドイツ語に見られる様々な事象についてもより理解を深めてゆきます。
なお、この授業は大学院の授業ですが、中級程度の現代ドイツ語の知識があれば、学部生でも受講できます。多様な興味をもっての参加を期待します。

授業計画

当初は中高ドイツ語文法の学習をすると同時に、現代ドイツ語による参考文献を講読し、ドイツ語史及び中世文学についての理解を深めます。授業の中盤からは、中高ドイツ語を代表する英雄叙事詩であり、後の時代のドイツの芸術にも多くの素材を提供した「ニーベルンゲンの歌」を原典で読みます。受講者の人数に応じて、小発表を課す場合もあります。

授業方法

受講者の人数・能力・関心に応じて決定します。

成績評価の方法

第1学期(学期末試験):25%
第2学期(学年末試験):25%
平常点(出席、クラス参加、グループ作業の成果等):50%
試験の成績・授業中の課題への取り組みなどによって総合的に評価します。

教科書

授業時に指示します。

参考文献

授業時に指示します。

履修上の注意

履修者数制限あり。
第1回目の授業に必ず出席のこと。