ドイツ語学演習
身近なテクストから言語学的テーマを拾い上げる―

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
保阪 良子 准教授 4 D/M 通年 3

授業の目的・内容

一般読者向けに書かれた語学エッセイ-Sachtexte- を題材にして、語の意味、造語、慣用表現等、身近な言語学的テーマをとりあげ考察していきます。また、文学テクスト-literarische Texte-を読むことで、文体の特徴、著者が好む語彙の選択や用法などを意識する読み方の学習もします。上述の両テクスト種類を読むことで、それぞれのテクスト種類に求められる書き方および読みについても検討していく予定です。

授業計画

テーマとして予定しているのは「語の意味」「慣用表現」「造語-複合語や接続要素-」「レシピのドイツ語」「民間語源」「分離動詞-非分離動詞-機能動詞構造」「語り手の視点」など。
テーマ選択、およびどのテクスト(Sachtexte、literarische Texte)から読み始めるかは、受講者との相談の上、決める予定です。

授業方法

担当者には、担当箇所の要旨を盛り込んだハンドアウトを作成し、各自で調べた点なども含めて口頭発表していただきます。

成績評価の方法

平常点(出席、クラス参加、グループ作業の成果等):100%(発言、発表内容、読解・要約能力等を総合的に判断します。)

教科書

授業中に読むテクストについてはこちらで準備します。

参考文献

Elke Donalies, Sprache ist der beste Koch.- Ein linguistisches Menü-, Narr, 2010, ISBN:9783823365969
Timur Vermes, Er ist wieder da, Eichborn, 2012, ISBN:9783847905172
Joachim Dangel, Warum haben wir Schwein, wenn wir Glück haben?- , Piper, 2009, ISBN:9783492263085
上記の参考文献は購入する必要はありません。関連文献、辞書類は適宜紹介します。