エコロジー・環境論2


  --温暖化問題を考える―--

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
岡村 りら 講師・他
2 第2学期 5

授業概要

 地球は今後暖かくなっていくのでしょうか? もしそうであれば我々は何をしなければならないのでしょうか?
 気候変動の問題は現代社会においてますます重要な課題であり、様々な分野と関連をもっています。そのため、自然科学および人文・社会科学の両方の視点からのアプローチが必要となります。
 「エコロジー・環境論2」では「地球温暖化問題」に焦点を置き、多面的に考える力を養うことを目的とします。内容としては、自然界における二酸化炭素の発生と循環、温暖化のメカニズム、エネルギー問題、気候変動防止の政策と対策、国際的な取り組みなどについて分かり易く解説します。また、企業の取り組みなどについても担当者を講師として招くなど、文化系と理科系の両方の学生に興味を持ってもらえるようなテーマを選んでいます。
 なお、第1学期には「エコロジー・環境論1」(廃棄物・リサイクル問題)を開講致しますので、両方とも受講することをお勧めしますが、片方だけでも履修は可能です。

授業の目的・内容

エコロジーと環境問題は密接に関係しており、現代社会において重要な問題を含んでいます。これらを自分の言葉で説明できるようになることを目指します。

授業計画

1 序論及び概説  <村松康行(理学部)>
2 温暖化の原因とメカニズム <村松康行(理学部)>
3 気候変動防止の政策と対策 (1)<岡村りら(獨協大学)>
4 気候変動防止の政策と対策 (2)<岡村りら(獨協大学)>
5 温暖化による諸問題 <大隅多加志(電中研)>
6 森林・農地の機能と役割 <渡部良朋(電中研)>
7 温暖化の国際交渉 <久保田泉(国立環境研)>
8 二酸化炭素の処理処分<大隅多加志(電中研)>
9 エネルギー問題<村松康行(理学部)、大隅多加志(電中研)>
10 気候変動に対する海外の取り込み <岡村りら(獨協大学)>
11 温暖化対策技術(1) エコカーの現状と今後 <相田智(トヨタ自動車)>
12 温暖化対策技術(2) 都市部商業地区における取り組み <山﨑隆司(晴海コーポレーション)>
13 私たちができる取り組み  <村松、岡村、大隅など>
14 自主研究
15 理解度の確認
なお、講義の順序は変わる可能性がありますが、変更がある場合にはお知らせします。

授業方法

異なった教員や専門家によるオムニバス形式の講義

準備学習

エコロジーと環境問題に関する様々な本が出ているので、自分で探すことも心がけてください。

成績評価の方法

第2学期(学年末試験):70%(内容の理解度を確認する)
平常点(出席、クラス参加、グループ作業の成果等):30%(授業の最後にコメントペーパーを提出してもらいますが、それの成績評価の対象となります。)
問題点を正しく理解しているか。幅広い視野でエコロジーと環境問題を考えてください。

大河内直彦『チェンジングブルー』、岩波書店初版 2008年、ISBN=9784000062442

履修者数が多い場合は人数制限の可能性もあります。
詳しくは掲示板を確認してください。また、1回目の授業で講義の進め方、成績評価などの説明をします。