英語R(上級)理ⅡE
ニュースと多読で英語力強化―

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
矢向 寛子 講師 2 通年 3

授業概要

アメリカのニュース専門チャンネルCNNで放送された最新ニュースを教材として用い、実用的な英語力を身に付けながら、現在世界で話題となっている社会問題を知り、それについて自ら考え意見を述べる力を付けることを目的とします。また、リーディング力の強化として授業内ではリーディングストラテジーの習得と演習、授業外の自習としては多読(定期的に読書記録の提出を求める)を課し、授業内外で英語の4技能をバランスよく向上させることを目指します。

到達目標

・英語で伝えられるニュースを視聴し内容を理解できるようになる。
・世界の社会問題について考え、自らの意見を英語で述べることができるようになる。
・辞書を引かずに、要点をつかみながら、日本語に訳すことなく英語のまま理解して英文を速く読むことができるようになる。

授業計画

1 ガイダンス・多読レベルチェック
2 Unit 1: Off to a Good Start (1) リスニング演習・大意把握
3 Unit 1: Off to a Good Start (2) スクリプト精読・口頭練習
4 多読ディスカッション(1)
リーディング演習(1)
5 Unit 2: "Royal" Diplomacy (1) リスニング演習・大意把握
6 Unit 2: "Royal" Diplomacy (2) スクリプト精読・口頭練習
7 Unit 3: Fallout of Another Kind (1) リスニング演習・大意把握
8 Unit 3: Fallout of Another Kind (2) スクリプト精読・口頭練習
9 多読ディスカッション(2)
リーディング演習(2)
10 Unit 4: Filial Piety by Decree (1) リスニング演習・大意把握
11 Unit 4: Filial Piety by Decree (2) スクリプト精読・口頭練習
12 リーディング演習(3)
13 多読ディスカッション(3)
14 理解度の確認
15 予備日
16 多読ディスカッション(4)
リーディング演習(4)
17 Unit 7: Too Much Too Soon? (1) リスニング演習・大意把握
18 Unit 7: Too Much Too Soon? (2) スクリプト精読・口頭練習
19 多読ディスカッション(5)
リーディング演習(5)
20 Unit 9: For High-flyers Only (1) リスニング演習・大意把握
21 Unit 9: For High-flyers Only (2) スクリプト精読・口頭練習
22 Unit 11: To Shop or Not to Shop (1) リスニング演習・大意把握
23 Unit 11: To Shop or Not to Shop (2) スクリプト精読・口頭練習
多読ディスカッション(6)
24 リーディング演習(6)
25 Unit 12: Going to Extremes (1) リスニング演習・大意把握
26 Unit 12: Going to Extremes (2) スクリプト精読・口頭練習
27 多読ディスカッション(7)
28 リーディング演習(7)
29 理解度の確認
30 予備日
上記の進度はあくまでも目安であり、受講者の習熟度や関心に応じて適宜変更する可能性がある。

授業方法

 テキストについては、語彙の確認、ニュース映像の視聴、ディクテーション、内容確認の後、ニューススクリプトの音読練習とシャドーウィングを徹底的に行いリスニング力の強化を図ります。ニューススクリプトをチャンク(意味のまとまり)ごとに、和訳・英訳する練習を毎回行い、英語の語順のまま効率よく内容を理解する習慣を身に着けます。また効果的な意見の述べ方について学び、それぞれのトピックに対して自分の意見を発信する練習も行います。
 リーディング演習は随時プリントを配布して行います。毎回、長めの英文を効率よく読むためのストラテジーを紹介したのち、時間を計って演習を行います。
 多読については、月1回のペースで読書記録を提出してもらう予定です。提出日には、グループごとに各自の読んできた本についてディスカッションする時間をとります。

準備学習

・教科書の指定されたExerciseを解いておく。
・ニューススクリプトをチャンク(意味のまとまり)ごとに区切ったプリントの対訳を完成させる。
・外国語自習室で自分の英語レベルに合った本を借りて読み、読書記録をつける。(週に30ページ、月に100ページ以上読むことを目標とすること。)

成績評価の方法

第1学期(学期末試験):25%
第2学期(学年末試験):25%
小テスト:10%
平常点(出席、クラス参加、グループ作業の成果等):15%(予習の状況、質疑応答、ペア・グループワーク、提出物)
多読記録:25%(毎月の読書量と読書記録の記述内容(要約と感想)との総合評価)
全授業数の1/3以上の欠席があると単位を認定しません。

教科書

Kansai University ELT Research Group, English for the Global Age with CNN Vol.16, 朝日出版社, 2015, ISBN:9784255155692
その他、適宜プリント教材を配布する。

履修上の注意

履修者数制限あり。
第1回目の授業に必ず出席のこと。