ドイツ語R(中級)15
「ドイツ語検定3級」の合格力を身につける―

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
中出 正郎 講師 2 通年 3

授業概要

この科目は、すでに学習してきたドイツ語の知識をより確かなものにして、「ドイツ語検定3級」に合格できるくらいの応用力を身につけることを目的としています。第2学期では「ドイツ語検定2級」の問題にもチャレンジするつもりです。科目名は「中級リーディング」となっており、講読を中心にして授業を進めていきますが、「聞く」「話す」ための練習も加え、ドイツ語についての総合的な力がつくようにしていきたいと思います。また、テキストにしたがって、EUを牽引するドイツの文化・経済・政治などについての理解がさらに深まるようにするつもりです。

到達目標

「ドイツ語検定3級」に合格できるくらいの、ドイツ語についての応用力を身につけることを目標にしています。
 すでに学習した文法の力が、さまざまなテキストを読むことで、より確かなものになります。

授業計画

1 オリエンテーション。ドイツ語の復習(発音練習など)
2 2013年「ドイツ語検定4級」の問題を解きながら、文法の復習
3 2013年「ドイツ語検定4級」の問題を使っての講読
4 2013年「ドイツ語検定4級」の聞き取り練習
5 2014年「ドイツ語検定4級」の問題を解きながら、現在人称変化から助動詞くらいまでの文法項目について練習
6 2014年「ドイツ語検定4級」の問題を使っての講読練習(「ある料理のレシピ」・「ルイーゼとミドリの会話」など)
7 2014年「ドイツ語検定4級」の問題を使っての聞き取り練習
8 3桁の数字の書き方と数字を聞き取る練習
9 2014年(春期)「ドイツ語検定3級」の問題を解きながら、分離動詞から接続法までの文法項目についての練習
10 2014年(春期)「ドイツ語検定3級」の問題を使っての講読練習(「美容院からのメール」・「ケルンの橋の欄干にかかる愛の錠前」など)
11 2014年(春期)「ドイツ語検定3級」の問題を使っての聞き取り練習
12 時刻(12時間制)の言い方の練習
13 「受動態(動作受動・状態受動)・関係代名詞・接続法など」、難しい文法項目についての重点的な練習
14 13回目の授業に続き、「2級・3級」の読解に必要な文法項目を集中的に練習
15 第1学期のまとめ
16 2014年(秋期)「ドイツ語検定3級」を用いて文法についての練習
17 2014年(秋期)「ドイツ語検定3級」の会話文を読んで、会話表現について練習
18 2014年(秋期)「ドイツ語検定3級」を使っての講読練習
19 前回に続き、2014年(秋期)「ドイツ語検定3級」を用いて、講読練習
20 16回から19回までのまとめ
21 単語練習を兼ねてのゲーム(多くの語群からドイツ語の単語を見つける練習)
22 2012年(春期)「ドイツ語検定2級」の問題を用いて、文法の応用力を身につける練習
23 2012年(春期)「ドイツ語検定2級」の問題を使っての講読練習(「現代的な大型オフィスは快適か?」など)
24 2012年(春期)「ドイツ語検定2級」の問題を使っての講読練習(「子どもの心身の発達と歌うこととの関係」)
25 2012年(春期)「ドイツ語検定2級」の問題を用いての聞き取り練習
26 22回から25回までのまとめ
27 2013年「ドイツ語検定2級」問題を用いて、中級の文法力を身につける練習
28 2013年「ドイツ語検定2級」の問題を使っての購読練習
29 前回に続き、2013年「ドイツ語検定2級」の問題を使っての講読練習
30 第2学期のまとめ
必要に応じて、数回のミニテストを行う予定です。

授業方法

授業はできる限り、ゆっくりよく分かるように進めていきます。教材は総合的な練習に適している、ドイツ語検定の「過去問」を使用します。ドイツ語検定の問題は、基本的には「文法問題、慣用句の問題、会話の問題、読解の問題」の筆記問題と聞き取り問題からできています。5級から2級までの問題練習を行う予定です。第1学期の初めは、「ドイツ語検定5級・4級」の問題を解きながら、初級で学んだ文法事項の復習をしていきます。後半には、「ドイツ語検定3級」の問題に取り組むことで、文法の全体像をしっかり身につけたいと思います。「筆記練習」だけでなく、「聞き取り練習」も行います。過去問などのテキストはプリントで配布します。第2学期は、「ドイツ語検定3級・2級」の問題を練習することで、ドイツ語についての応用力を身につけていきます。時々は、ゲーム的な問題も行い、授業が単調にならないように、心がけます。第1学期同様、「筆記試験」だけでなく、「聞き取り練習」も行います。

準備学習

授業前に指示したテキストの問題を解いておくこと、またそれぞれに割り当てられた箇所のドイツ語の文章を訳しておくことが必要です(1時間以上)。

成績評価の方法

第1学期(学期末試験):35%
第2学期(学年末試験):35%
小テスト:20%
平常点(出席、クラス参加、グループ作業の成果等):10%
 平常点、小テスト、学期末試験の3つを総合的に評価します。

教科書

教科書は使用しません。テキスト(ドイツ語検定の過去問など)はプリントで配布します。

履修上の注意

履修者数制限あり。
第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

欠席や遅刻をしないで、できる限り多く出席することと、しっかりと予習することが大切です。特別の理由なく、各学期で5回以上欠席した場合は、まとめの試験は受けられません。