中国語C(中級)9[作文]

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
胡 婉如 講師 2 通年 2

授業概要

初級中国語を履修した学生を対象にするこの授業は、基礎的な事項を再確認しながら、作文を中心に授業を進めます。文型・慣用句の学習や作文を通して、日中の違いや中国語の発想法に注目して日中語法ルールをすこしずつ身につけながら、表現したいことを中国語で正しく書けるようにすることを目標とします。

到達目標

一年間の学習によって、中国語の構造助詞、動態助詞、補語、複文、介詞などを使って、作文できるようになる。

授業計画

1 オリエンテーション
2 原稿用紙や句読点の使い方
第1課 自己紹介  
3 第1課 自己紹介 対~・有的~・既~又・的・
4 第2課 私の家族 毎~都・地
5 第2課 私の家族 比較・連~也
6 第3課 ネット 除~以外・疑問詞の呼応表現     
7 第3課 ネット 即使~也・一点児也不~
8 第4課 デート 着・複合方向補語・ 
9 第4課 デート 動詞の重ね形の完了
        構造助詞のまとめ  
10 第5課 温泉旅行 結果補語・ 存現文
11 第5課 温泉旅行 因為~所以・一辺~一辺
12 第6課 私の趣味 可能補語① ・什麼的
13 第6課 私の趣味 只要~就~・一~就~
14 理解度の確認
15 自主研究
16 第7課 友人 是~的 様態補語
17 第7課 友人 不知道~才好・好像~一様
18 第8課 会合 疑問詞の不定用法・ 可能補語②
19 第8課 会合 無論~都~・要是~就~
       まとめ 動態助詞
20 第9課 目覚まし時計 動詞+給・受け身文
21 第9課 目覚まし時計 不是~就是~・再也没~過
22 第10課 アルバイト 同量補語・離合詞 
23 第10課 アルバイト 虽(雖)然~但是~
           不但~而且~
24 第11課 冬休み 兼語文・使役文
25 第11課 冬休み 就・都
26 第12課 留学 連動文・把
27 第12課 留学 対~来説・只有~才
        いろいろな補語
28 総復習
29 理解度の確認
30 自主研究
教材に沿って、存在文、形容詞文、疑問文、動詞文、兼語文、比較文、疑問詞呼応構文、「被」構文、「把」構文、複文、補語、代名詞、副詞、介詞、量詞、能願動詞などの文法をおさらいしながら、日本語を中国語に訳したり、短文や文章を書いてもらいます。授業の進度は人数やレベルにより、調整があります。

授業方法

授業中大体中国語と日本語を交互に使います。
1、復習として、「1冊目の中国語」の練習をやります。
2、読む・書くという方法で単語を確認します。
3、教材内容の理解を確認します。教材の練習問題に合わせて、和文中訳をしてもらいます。
4、文型や慣用句などの説明を通して、短文を作ってもらいます。
5、宿題として教材の内容を手本に文章を書いてもらいます。
6、共通性のある誤文をみんなで分析して、正しくしてもらいます。

準備学習

 習った文型を使って作文してくること

成績評価の方法

第1学期(学期末試験):30%
第2学期(学年末試験):40%
平常点(出席、クラス参加、グループ作業の成果等):30%(宿題・出席)

教科書

劉頴 柴森 小澤正人『2冊目の中国語 講読クラス』初版、白水社2012年、ISBN=9784560069271

参考文献

劉頴など『1冊目の中国語 講読クラス』初版、白水社2008

履修上の注意

履修者数制限あり。
第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

積極的に授業に取り組んで、宿題や予習、復習を欠かさぬようにしてほしいです。また、いくら作文が上手だといっても、話せない、聴き取れないなら、国際社会に適応できるとは思いません。したがって、自分で書いた文が流暢に読めるように頑張って、中国語の授業を楽しみましょう。