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特殊講義(経済刑法)
担 当 者 |
単 位 数 |
配当年次 |
学 期 |
曜 日 |
時 限 |
中野 剛 特別客員教授
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2 |
2~4 |
第1学期 |
月 |
2 |

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経済活動、企業活動に関係してどのような行為が犯罪として処罰の対象とされているかを概観するとともに、内部統制システムやコンプライアンス体制など経済犯罪を抑止するための仕組みや、刑事手続における経済犯罪特有の問題点を紹介する。

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法律実務家を目指す学生だけでなく、将来、企業や官公庁に就職することを考えている学生にも「法令遵守」の重要性を理解してもらうことを到達目標とする。

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1 |
ガイダンス・経済刑法の概念 |
2 |
経済刑法に特有の解釈・適用に関する諸問題 |
3 |
刑法上の経済事犯処罰規定(その1) |
4 |
刑法上の経済事犯処罰規定(その2) |
5 |
会社法上の犯罪(その1) |
6 |
会社法上の犯罪(その2) |
7 |
証券取引をめぐる犯罪 |
8 |
独占禁止法と犯罪 |
9 |
知的財産権・企業秘密と犯罪 |
10 |
消費者保護と犯罪 |
11 |
その他の経済犯罪 |
12 |
経済犯罪の抑止とコンプライアンス体制 |
13 |
経済犯罪の抑止と内部統制 |
14 |
経済犯罪の取締り、捜査と裁判 |
15 |
理解度の確認 |

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原則として講義形式とする。なお、講義ごとにレジュメを配付する。

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事前に刑法・会社法の教科書や、本特殊講義の参考文献の該当箇所を読んでおくこと(約1時間)。

- 第1学期(学期末試験):90%
- 平常点(出席、クラス参加、グループ作業の成果等):10%
- 試験を実施する。

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『経済刑法』、商事法務、2012年
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『新経済刑法入門』第2版、成文堂、2013年
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「刑法Ⅰ・Ⅱ」の基本的理解を前提とするため、配当年次に関わらず3、4年生のみ履修可。