特別演習
作文の技術① 定型を学び書く―

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
清水 裕子 講師 2 2~4 第1学期 2

授業概要

 書き手の意図が読み手にスムーズに伝わりアピールできる文章。そういう文章を書けれるようになれば、自分に自信がつくと思いませんか。
 本演習では、まず文章を書きあげるまでの一連の流れ(構想、構成、作文)の定型を複数の文献から学びます。そして、各受講者に5、6回の作文とその文章のプレゼンをしてもらいます。
 自分の文章に何が足りないのか、もっといい文章にするためにはどうしたらよいのか、共に考えたいと思います。

到達目標

文章を書くためのテーマの探し方を習得する
文章を構成する際の定番の方法を学ぶ
わかりやすい文章の書き方の作法を身につける

授業計画

1 講師自己紹介
受講動機の聞き取り
2 書くために何が必要か
3 (実習)受講者が教科書を要約・プレゼン
4 (実習)受講者が教材書を要約・プレゼン
文章の構成のたて方
5 著作権法・引用のルールについて(専門家を招き講演)
6 (実習)受講者による課題レポートのプレゼン
7 (実習)受講者による課題レポートのプレゼン
課題レポートの講評
8 (実習)受講者が教材を要約・プレゼン
9 (実習)受講者が教材を要約・プレゼン
文章の書き方の作法
10 (実習)制限時間を設定して講義中に作文
11 講義中にした作文した文章のプレゼンと講評
12 (実習)課題読書感想文のプレゼン
13 (実習)課題読書感想文のプレゼン
読書感想文の講評
14 第1学期の総括
15 予備日

授業方法

受講者のプレゼンと、それに対するディスカッションが中心で、節目節目で総括します。
各受講者は、学期を通じて5、6回作文とプレゼンをしてもらう予定です。

準備学習

受講希望者はあらかじめ教科書・参考文献を読んでおいてください。
ほぼ毎週、翌々週締め切りで、①~③いずれかの課題を出します。
①教科書・教材の要約とプレゼン資料作成の課題(P.100~40程度の文章を担当)
②設定したテーマでレポート作成(800字)
③指定した課題文書で読書感想文(800字 課題文書はP.3程度)

成績評価の方法

レポート:50%(全提出が前提。内容を評価。)
平常点(出席、クラス参加、グループ作業の成果等):50%(出席を取ります。授業に積極的に参加しているかどうかで評価。)
各課題にどのくらい熱心に取り組んだのか、プレゼンにどのくらい工夫を凝らしたのか、ディスカッションにどのくらい積極的に参加したのかを評価します。講義内での作文、課題レポート、読書感想文については文章の内容を評価します。

教科書

木下是雄『理科系の作文技術』、中公新書1981年、ISBN=9784121006240
2回目の講義までに通読しておいてください。
2回目の講義で担当章を割り振って、3回目の講義で要約とプレゼンをしてもらいます。

参考文献

齋藤孝『原稿用紙10枚を書く力』、大和書房ISBN=9784479791003
板坂元『続 考える技術・書く技術』、講談社現代新書ISBN=9784061158856
岩淵悦太郎『悪文 第3版』、日本評論社ISBN=9784535574755
2回目の講義以降、順次、上記3つの文献の要約とプレゼンを各受講者に割り振ります。担当章の割り振りは、プレゼンしてもらう2週間前までに行います。

履修上の注意

履修者数制限あり。(15名)
第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

各受講者に関する質問や相談を受けるため、メール等を通じて連絡がとれるようにします。