演習(3年生)
持続的好業績企業の経営を探る―

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
森田 道也 教授 4 3 通年 5

授業概要

長期にわたって好業績を持続する企業にはそれなりの特徴がある。グローバルに好業績な国内および海外企業を比較研究しながら、その違いと共通点を探ることで今後の日本企業の可能性と課題を自ら見つけだし、社会に出てから経営に携わるにあたって理解しておくべきことを確認する。

到達目標

好業績は価値創造のプロセスにおける優劣で決まる。その望ましいプロセス特性の基本的なポイントを理解し、今後の経営に関わる社会人としての知識強化に備えるマインドセットを持ってもらう。

授業計画

テーマ:内外の持続的好業績企業の経営特性を知る
1.日本およびグローバル企業の中で持続的好業績企業を選択し、研究する。
2.できればグループで特定調査企業を2,3社を選び、その経営特性を抽出し、比較検討する。
3.プロセスに特に焦点を当て、価値の優劣および価値創造の競争力の背後にある特性を調査する。
4.グループで調査した内容を発表し、討議することで
  理解を深め、次なる調査課題を見つける。
5.課題論文テーマを選定し、その論文をグループで作成し、提出する。

授業方法

主にグループ(個人も認める)で調査し、討議し、内容をまとめる作業形式で進める。授業そのものはグループの発表をベースに、討議しながら進める。企業が違っても学ぶことは「経営」ということで同じなので、異なるグループの発表も参考にすることも促す。

準備学習

国内外企業の調査をベースにするので、日本語のみならず英語も鍛えておいてほしい。また基礎知識もそれなりに必要なので授業などできちんと理解しておく姿勢が欲しい。また資料の鵜呑みではなく、相互に討議し、自分自身で仮説を持って考え、調べる態度を養っておいて欲しい。

成績評価の方法

平常点(出席、クラス参加、グループ作業の成果等):40%(調査の質と討議による知見・発見の意義)
グループの課題論文作成:60%(調査・論理展開・結論の質(個人別貢献も参考にする))

参考文献

調査内容に応じて決まるのであらかじめ指定しない。適宜、指示する。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

大学における学習のハイライトなので真摯な姿勢を前提にする。