● 2年次演習A
―プラトン『クリトン』を読む――
担 当 者
単 位 数
配当年次
学 期
曜 日
時 限
小島 和男 准教授
4
2
通年
金
4
プラトン『クリトン』を古典ギリシア語で読んで行きます。
古典ギリシア語の文法事項を確認しそのテクストを読めるようになることが第一の目標です。そのため、原則として初級文法の既習者を対象としますが、この演習と並行して初級文法の学習を始めるやる気のある学生にも配慮いたします。第二の目標としては、テクストを読んでそこから自分で考える力を身につけてもらうことがあげられます。
1
イントロダクション:授業の進め方、評価方法、テクスト・参考文献・辞書等の紹介、予習方法の指導
2
以下、講読を進めます。
テクストの講読は、一文一文を順番にあてていきます。あたった受講生は、注意すべき単語の変化を説明してから、訳読してもらいます。文法事項を確認し、次に移り、ところどころで、内容についてのディスカッションをおこないます。
予習は必須です。訳文が作れなくても語の解釈は終えておきましょう。目安時間は各人の能力によりマチマチでしょう。
レポート:60%
平常点(出席、クラス参加、グループ作業の成果等):40%
上記のパーセンテージはあくまでも目安です。詳しくは授業でお話しします。
第一回目の授業で指示します
第一回目の授業で指示します
レポートは2回です。夏休みのレポートでは、いくつか学術論文を指定するので、一つ選び、それをまとめ、批判してくるというもの。学年末のレポートでは、プラトン『クリトン』に関して、授業で学んだことや考えたことをふまえて、論じてもらいます。この作品のギリシア語は難しいものではありませんので、並行して初級文法を始める方の履修も歓迎いたします。ただし、時間を割いて一生懸命予習をしてくること。