日本史特殊講義
江戸時代の宗教と身分―

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
高埜 利彦 教授 4 2~4 通年 5

授業概要

江戸時代の宗教は、仏教がいわば国教であった。だからと言って、ほかの宗教が否定されていたわけではない。神道・修験道・陰陽道などは多くの人々に信仰されて存在した。人々は時に応じて宗教者を使い分けてせいかつしていた。この江戸時代の特徴は、現在の社会にも共通するものがある。幕府は、仏教僧侶をはじめ多様な宗教者たちを、身分集団に統括することで統制していた。これらの内容を具体的に1年間通して検討していく。

到達目標

江戸時代の信仰や宗教者の存在形態を理解するのみならず、江戸幕府が用いた身分制支配の中に宗教者がどのように位置つけられていたのか、これまた理解することが望まれる。

授業計画

1 はじめに 1年間のガイダンス
2 近世国家の構造 1
3 近世国家の構造 2
4 近世国家の構造 3
5 近世の宗教研究概論 1
6 近世の宗教研究概論 2
7 近世の神社制度 1
8 近世の神社制度 2
9 近世の神社制度 3
10 近世の神社制度 4
11 近世の神社制度 5
12 近世の神社制度 6
13 近世の神社制度 7
14 近世の神社制度 8
15 第1学期のまとめ
16 近世の修験道 1
17 近世の修験道 2
18 近世の修験道 3
19 近世の修験道 4
20 近世の修験道 5
21 近世の陰陽道 1
22 近世の陰陽道 2
23 近世の陰陽道 3
24 近世の陰陽道 4
25 近世の身分制度 1
26 近世の身分制度 2
27 近世の身分制度 3
28 近世の身分制度 4
29 理解度の確認
30 自主研究

授業方法

適宜史料などのプリントを配布しながら講義する。

準備学習

プリント配布された活字史料に基づき授業が進行するが、その内容は初めて聞くことが多いであろうから、復習をして確認することが望まれる。

成績評価の方法

第2学期(学年末試験):80%
平常点(出席、クラス参加、グループ作業の成果等):20%

参考文献

講義を進める中で適宜紹介する。