日本文学演習
志賀直哉の小説を読む―

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
滝口 明祥 講師 4 2~4 通年 3

授業概要

1年をかけて学習院出身の作家である志賀直哉のいろいろな小説を読んでいきます。とは言っても、文学作品を読む際に作家の伝記的な事実からではなく、あくまでも作品自体を読み込むことによって、どのような読み方ができるのかを探ります。発表者は自身の読みを他者にわかりやすく伝えるようにしなければなりませんし、その他の受講者は発表者が何を言いたいのか理解しようと努めてください。生産的な議論ができることを期待します。

到達目標

(1)作品分析の方法を身につける。
(2)自身の考えを他者にわかりやすく伝えることができるようになる。
(3)相手の考えを理解しようと努め、適切な質問ができるようになる。

授業計画

1 ガイダンス
2 作品分析の方法(1)
3 作品分析の方法(2)
4 作品分析の方法(3)
5 学生による発表と質疑(1)
6 学生による発表と質疑(2)
7 学生による発表と質疑(3)
8 学生による発表と質疑(4)
9 学生による発表と質疑(5)
10 学生による発表と質疑(6)
11 学生による発表と質疑(7)
12 学生による発表と質疑(8)
13 学生による発表と質疑(9)
14 学生による発表と質疑(10)
15 第1学期のまとめ
16 第1学期レポートの講評
17 学生による発表と質疑(11)
18 学生による発表と質疑(12)
19 学生による発表と質疑(13)
20 学生による発表と質疑(14)
21 学生による発表と質疑(15)
22 学生による発表と質疑(16)
23 学生による発表と質疑(17)
24 学生による発表と質疑(18)
25 学生による発表と質疑(19)
26 学生による発表と質疑(20)
27 学生による発表と質疑(21)
28 学生による発表と質疑(22)
29 学生による発表と質疑(23)
30 第2学期のまとめ

授業方法

演習形式で行います。演習というのは受講者が積極的に授業に参加することによって成り立ちます。発表をきちんとやるのはもちろんですが、質疑にも積極的に参加してください。

準備学習

受講者は全員その回に発表される作品を必ず読み、よい質問ができるようにしておいてください。

成績評価の方法

レポート:30%(論理的に書けているかによる。)
平常点(出席、クラス参加、グループ作業の成果等):70%(発表の出来、質疑の参加度による。)

教科書

志賀直哉『清兵衛と瓢箪・網走まで』、新潮文庫ISBN=9784101030043
志賀直哉『小僧の神様・城の崎にて』、新潮文庫ISBN=9784101030050
志賀直哉『和解』、新潮文庫ISBN=9784101030012
志賀直哉『暗夜行路』、新潮文庫ISBN=9784101030074

履修上の注意

履修者数制限あり。
第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

何かあった場合には、メールアドレス(20070208@gakushuin.ac.jp)に連絡してください。