フランス語圏文化演習(広域文化)B

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
飛嶋 隆信 講師 4 3~4 通年 2

授業概要

現代社会における芸術のあり方について、美術批評家 Jean Clair と 芸術社会学者 Nathalie Heinich のテクストを講読し、複数の視点から考察する。

到達目標

美術史、美学、社会学など、様々な分野での視点を学ぶことで、「芸術」や「芸術家」を語る際に何気なく用いられる「個性」や「才能」などの概念について、自分自身で考える力を身につける。

授業計画

1 イントロダクション:授業内容の紹介および受講者の決定
2 Jean Clair, Paradoxe sur le conservateur ( L'Echoppe, 1988 ) の講読および解説
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14 理解度の確認
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16 Nathalie Heinich, Le paradigme de l'art contemporain ( Editions Gallimard, 2014 ) の講読および解説
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29 理解度の確認
30 予備日
現代芸術の意義や社会的な位置づけを異なった二つの視点から考察する。

授業方法

仏語の原書を受講者とともに毎回講読する。毎回、本文に関連する思想や歴史について解説する。

準備学習

授業で用いる文章について、指定した範囲については必ず予習しておくこと。

成績評価の方法

第1学期(学期末試験):30%(テクストや講義の理解度と、授業の主題(現代芸術のあり方)についての受講者自身の考えを問う。)
第2学期(学年末試験):30%(テクストや講義の理解度と、授業の主題(現代芸術のあり方)についての受講者自身の考えを問う。)
平常点(出席、クラス参加、グループ作業の成果等):40%(授業に毎回出席し、各学期中に最低1回は訳読を担当することが求められる。)
学期末試験では仏和辞書(電子辞書可)のみ持ち込み可とする。

教科書

授業時に指示する。

参考文献

授業中に指示する。

履修上の注意

履修者数制限あり。
第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

授業の内容に興味があり、積極的に参加する意欲のある受講生のみに受講を認める方針です。