化学特別講義

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
赤荻 正樹 教授・他
2 3 第2学期 3

授業概要

本講義では様々な化学分野の第一線で活躍される先生方を講師としてお招きして、オムニバス形式でそれぞれ1コマの講義を行っていただきます。「将来どのような化学に携わりたいか?」という問いへのヒントを得てください。化学科以外の学生諸君の履修も歓迎します。

到達目標

化学の基礎をしっかりと理解し、現代社会における化学の役割等について理解することを目標とする。

授業計画

1 日本の製造業の復活と発展への道 ~実践MOT(技術経営)とイノベーター入門~ <出川通(東北大学未来化学技術共同研究センター)>
2 氷研究における三大未解決問題 <小松一生(東大大学院理学系研究科地殻化学実験施設)>
3 光触媒技術の開発と特許出願、そして事業化へ <高野幸夫(TOTO株式会社)>
4 知的財産とは何か:技術の有効活用と防衛 <内藤康彰(特許庁)>
5 医薬品開発におけるプロセス化学の役割 <加藤昌宏(中外製薬,製薬研究部)>
6 化学物質のリスク評価とリスクコミュニケーション <吉川治彦(化学物質評価研究機構)>
7 化学メーカーにおける分析技術者の役割 <小澤亮介(旭化成株式会社基盤技術研究所)>
8 総合化学メーカーにおける研究開発 <中島秀明(住友化学)>
9 グリーンケミストリーと触媒 <釘田強志(帝京科学大学)>
10 エネルギー変換に挑む錯体化学 <和田 亨(立教大学理学部)>
11 化学反応とスピン:磁場で化学反応は変化するか? <若狭雅信(埼玉大学理学部)>
12 化学をわかりやすく伝える技術 <佐藤健太郎(サイエンスライター、東京工業大学)>
13 質量分析計の最近の進歩 <坂本 茂(サーモフィッシャーサイエンティフィック)>
14 石からの新しい化学 <猪股航也(学習院大学)>
15 まとめと理解度の確認
講義の順序は変わる可能性があります。詳しくは、第1回目の授業で伝えます。

授業方法

毎回異なる教員や専門家によるオムニバス形式の講義。

準備学習

現代社会における化学の役割について考えておくこと。

成績評価の方法

レポート:50%
平常点(出席、クラス参加、グループ作業の成果等):50%

教科書

各回の担当者が必要に応じて資料を配布します。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。