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ヒトの生物学
担 当 者 |
単 位 数 |
配当年次 |
学 期 |
曜 日 |
時 限 |
杉田 陽一 講師
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2 |
2~3 |
第2学期 |
水 |
1 |

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ヒトは他の動物とどのように違っているのか、その違いをどのようにして獲得したのか、について理解・考察する。特に、ヒトの際立った特徴と考えられている学習と記憶および言語の神経機構について開設する。

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生物としての霊長類、特にヒトの特徴を理解し、高次機能の基盤となる神経系の働きを説明できるようにする

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1 |
人類の誕生:霊長類の特徴、ヒトの特徴 |
2 |
神経性調節と液性調節 |
3 |
神経回路 |
4 |
ホメオスタシス:恒常性維持,、睡眠と覚醒 |
5 |
環境の認識1:感覚器官 |
6 |
環境の認識2:感覚量の測定と信号検出 |
7 |
環境の認識3:皮質における情報統合と推論 |
8 |
環境への適応1:初期発達と臨界期 |
9 |
環境への適応2:神経の可塑性 |
10 |
環境への適応3:運動系 |
11 |
高次脳機能:記憶と学習および言語 |
12 |
意識とは何か:無意識の知覚と学習 |
13 |
心のモジュール説 |
14 |
理解度の確認、まとめ、総括 |
15 |
自主研究、予備日 |

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各テーマを中心にして講義を進める。

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適宜、参考となる文献について解説する。

- 理解度の確認テスト:100%
- 出席状況および小テストの成績などを加味することがある。

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テキストは定めない。下記参考書の一部や英文報告をテキストとして随時使用する。

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藤田 恒夫『入門人体解剖学』、南江堂
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シュミット(編)内園耕二他(訳)『神経生理学』、金芳堂
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コンラート・ローレンツ (著) (日高 敏隆, 久保 和彦 訳)『攻撃―悪の自然誌』、みすず書房
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