※経営学文献講読Ⅰ(学部:経営学特殊講義(税務戦略概論)

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
金田 直之 教授 2 D/M 第1学期 5

授業概要

本年度も、「税金と企業経営」に関する英語文献講読を行い、その後履修者による報告・討議を行う。関連する分野の基礎的な概念を大学院レベルで理解することを目的としている。全ての授業に参加することが期待されている。

到達目標

プランニングアプローチの基礎概念を理解し、企業経営における意思決定を税金を考慮した上で行えるようになる。

授業計画

1 ガイダンス、担当決定など
2 タックスプランニング概論
3 租税法概論
4 代替的貯蓄媒体(ASV)の収益性
5 生産型組織形態(OF)の最適決定
6 暗黙の税金(IT)、クライアンテール、アービトラージ、および制度上の規制と市場の摩擦
7 非租税コストとタックス・プランニング
8 限界税率の重要性とダイナミック・タックス・プランニング
9 報酬制度とタックスプランニング
10 多国籍企業のタックスプランニングー導入と投資判断
11 多国籍企業のタックスプランニングー外国税額控除とインカムシフティング
12 履修者による報告(1)
13 履修者による報告(2)
14 プランニングアプローチのトピック
15 総括

授業方法

報告者は担当箇所について要約・説明を行う。また、その後の質疑・応答についても中心的役割を担う。報告者は簡単なレジメを作成すること。

準備学習

事前に教科書の該当部分を読んでおくこと。

成績評価の方法

平常点(出席、クラス参加、グループ作業の成果等):5%
出席・議論への参加状況・発表などを総合的に評価する。:95%
大学院の授業として履修する場合にはレポート提出(評価配分10%)を求める予定。
この科目は、大学院前期課程及び後期課程学生が受講することのできる科目であり、成績評価にあたっては、後期課程学生は創造的な専門的研究活動を自立的に遂行する能力に関してまでが評価対象となる。

教科書

Scholes, Wolfson, Erickson, Maydew and Shevlin, Taxes and Business Strategy, A Planning Approach, Fifth Edition, Prentice Hall, 2015
上記の洋書(第二版)の翻訳が「税務工学入門」として中央経済社から出版されているが、すべての章をカバーしていないので注意のこと。(カバーされていない章は英文での講読が必要である。)教科書以外の文献については適宜指示する。

参考文献

参考文献は適宜指示する。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

参加希望者は、開講日までに当方に連絡すること。なお、他学部他学科の学生の履修も歓迎する。