※思想史演習
武士道論研究―

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
山本 眞功 講師 4 D/M 通年 4

授業概要

 江戸時代の武士道論書『葉隠』を読む。この演習で扱うのは江戸時代に固有の論である「武士道論」であって、「武士道」ではない。「武士道論」という論はどのような背景のもとに成立したのかということを、その思想の構造とともに検討してみたい。

到達目標

過去に書き残された文献に含まれる言説を学ぶことによって、学生各自が逆に現在の自分たちがどのようにあらわされているのかに気付くことができるようになることを目標としている。

授業計画

1 思想史研究の方法について
2 「武士道論」研究の問題点
3 『葉隠』の成立と山本常朝
4 『葉隠』講読、学生による発表と質疑、討論 聞書一・1~6
5 『葉隠』講読、学生による発表と質疑、討論 聞書一・7~10
6 『葉隠』講読、学生による発表と質疑、討論 聞書一・11~15
7 『葉隠』講読、学生による発表と質疑、討論 聞書一・16~22
8 『葉隠』講読、学生による発表と質疑、討論 聞書一・23~32
9 『葉隠』講読、学生による発表と質疑、討論 聞書一・33~37
10 『葉隠』講読、学生による発表と質疑、討論 聞書一・38~43
11 『葉隠』講読、学生による発表と質疑、討論 聞書一・44~48
12 『葉隠』講読、学生による発表と質疑、討論 聞書一・49~55
13 『葉隠』講読、学生による発表と質疑、討論 聞書一・56~59
14 『葉隠』講読、学生による発表と質疑、討論 聞書一・60~62
15 自主研究
16 『葉隠』講読、学生による発表と質疑、討論 聞書一・63~70
17 『葉隠』講読、学生による発表と質疑、討論 聞書一・71~83
18 『葉隠』講読、学生による発表と質疑、討論 聞書一・84~89
19 『葉隠』講読、学生による発表と質疑、討論 聞書一・90~101
20 『葉隠』講読、学生による発表と質疑、討論 聞書一・102~111
21 『葉隠』講読、学生による発表と質疑、討論 聞書一・112~122
22 『葉隠』講読、学生による発表と質疑、討論 聞書一・123~132
23 『葉隠』講読、学生による発表と質疑、討論 聞書一・133~139
24 『葉隠』講読、学生による発表と質疑、討論 聞書一・140~154
25 『葉隠』講読、学生による発表と質疑、討論 聞書一・155~166
26 『葉隠』講読、学生による発表と質疑、討論 聞書一・167~178
27 『葉隠』講読、学生による発表と質疑、討論 聞書一・179~188
28 『葉隠』講読、学生による発表と質疑、討論 聞書一・189~190
29 発表と質疑のまとめ
30 理解度の確認

授業方法

受講者には必ずレポーターをつとめてもらう。このことが学年末にレポートを提出するための資格となる。

準備学習

この時間に扱う箇所を、各自事前に読んで疑問点を整理しておくこと。

成績評価の方法

レポート:50%(内容の深浅)
平常点(出席、クラス参加、グループ作業の成果等):50%(ディスカッション時の発言内容)
レポーターとしての発表内容と提出されたレポートの内容によって評価をおこなう。
※学部生が履修した場合は学部相当の基準で成績を評価し、大学院生が履修した場合には博士前期課程と博士後期課程、それぞれの基準で成績評価を行う。

教科書

第1回授業時に指示する。

参考文献

『三河物語 葉隠』(日本思想大系26)、岩波書店1974