英語R(上級)済ⅡB
002-D-313

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
小野寺 潤 講師 2 通年 3

授業概要

 この授業では、おもに世界の文化や宗教に関するさまざまな英語の文章を読み、映像を視聴することを通じて、英語の文章を読んで内容を理解する能力と、英語の発話を聞き取って理解する能力を身につけることをおもな目的とします。中学から高校までに学んだ英語の発音・語彙・文法の知識をもう一度確認しながら、さまざまな文章や映像に触れていきます。
 また、基本的な文法項目を網羅した約300個の例文を学び、暗唱します。加えて、授業内や授業外にやさしい(レベル0~2程度の)レベル別読み物(graded readers)を年間50冊以上を目標にたくさん読みます(レベル0の本はとても薄いので心配しないでください)。
 現代の社会を正しく理解し、そのなかで適切に行動していくうえで、文化や宗教の知識は欠かせません。文化や宗教に関するさまざまな英語にじっくり向き合い、深く考えるなかで、これからの世界を生きるための気づきや智慧をともに得られればと思います。

到達目標

・さまざまな英語の文章を読み、映像を視聴することを通じて、英語の文章を読んで内容を理解する能力と、英語の発話を聞き取って理解する能力を身につける。
・やさしいレベル(レベル0~2程度)のレベル別読み物(graded readers)を大量に読み、英語の文章を読むことに慣れる。
・基本例文の暗唱を通じ、中学から高校までに学んだ英語の発音・語彙・文法の知識を再確認し、しっかりと習得する。

授業計画

1 導入
2 Chapter 1: Australia
3 Chapter 2: Indonesia
4 Chapter 3: Singapore
5 多読 (1)
6 Chapter 4: China
7 Chapter 5: Argentina
8 Chapter 6: Mexico
9 映像視聴 (1)
10 Chapter 7: Germany
11 Religions of the World (1)
12 Buddhism (1)
13 Buddhism (2)
14 まとめ
15 振り返り
16 Chapter 8: Finland
17 Chapter 9: Poland
18 Chapter 10: Spain
19 Chapter 11: Greece
20 多読 (2)
21 Chapter 12: Kenya
22 Chapter 13: Morocco
23 Chapter 14: Lebanon
24 映像視聴 (2)
25 Chapter 15: Kuwait
26 Christianity (1)
27 Christianity (2)
28 まとめ
29 おさらい
30 振り返り
上記の授業計画は、状況により内容や順序に大幅な変更の可能性があります。

授業方法

授業のはじめに予習で暗唱してきた例文の小テストを行います。つぎに、テキストの講読および付属DVDの視聴をします。教科書以外のテキストや映像を読んだり見たりする機会もあります。音読をできるだけ多く取り入れて授業をすすめます。

準備学習

・例文(約20個)を繰り返し音読し、暗唱する(約30分)。
・教科書や配布テキストの該当箇所を読み、意味や発音が不明な単語は辞書を引いて調べておく(約45分)。
・外国語自習室のレベル別読み物(graded readers)を読み、冊数と語数、感想を記録する(約15分)。

成績評価の方法

第1学期(学期末試験):35%
第2学期(学年末試験):35%
小テスト:10%
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):20%
学期末試験・学年末試験の点数と小テストの結果、平常点(出席回数、遅刻回数、授業態度、多読の記録、提出物など)によって総合的に評価します。

教科書

Scott Berlin、小林めぐみ『続・DVDで学ぶ世界の文化と英語』、金星堂2015年、ISBN=9784764739918
小池直己『5分間 TOEICテスト・サプリメント 文法・語法』、南雲堂2007年、ISBN=9784523175513
上記2冊の教科書のほかに、受講者が確定したあとで補助教材(300円程度)を購入していただく予定です。
加えて、随時印刷資料を配布します。

履修上の注意

履修者数制限あり。
第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

・授業の前後に予習と復習が必要です。予習の際には、テキストに出てくる不明な単語の発音と意味を辞書できちんと調べておきましょう。
・英和辞書を毎回の授業に必ず持参してください。紙の辞書でも電子辞書でも結構です(携帯電話、スマートフォン等の辞書機能は不可)。
・教師と学生、また学生どうし、和やかななかにも礼儀をもって、よいクラスにいたしましょう。ぜひ毎回出席して、ゆっくり楽しくしみじみと、いっしょに学んでいきましょう。