中国語B(初級)15
002-D-141

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
三宅 俊彦 講師 2 通年 4

授業概要

中国語を初めて学ぶ人のための授業です。まず、発音と初歩的な文法を学習することを中心に進めます。そして、簡単な会話(聞く・話す)を身につける学習を行います。教科書に示された程度の会話・文章を、聞いて理解し、また話せるようになることが、一年を通しての最終的な目標となります。授業は教科書に沿って進め、聞く・話すことのトレーニングを重視して行います。

到達目標

中国語を正しく発音できるようになる。
中国語の初級文法を理解し、簡単な会話ができるようになる。
中国語の初級文法を理解し、簡単な文章が書けるようになる。

授業計画

1 授業ガイダンス・中国語とはどの様な言語か
2 発音練習(声調、母音)
3 発音練習(子音)
4 発音練習(声調変化、軽声・r化)
5 発音の理解度の確認・第1課(人称代名詞、名字の言い方、名前の言い方)
6 第1課(名詞述語文、「~か」疑問文、「~も」副詞)
第2課(指示代名詞、疑問詞疑問文、「~の~」助詞)
7 第2課(動詞述語文、形容詞述語文、「みんな」副詞)
第3課(「在」と「有」、場所代名詞、「~でしょう ~しましょう ~してください」)
8 第3課(「~の上」方位詞、「杯」量詞)
9 復習1・第4課(年月日の言い方、曜日の言い方)
10 第4課(時刻の言い方、「~から」「~まで」前置詞、「~と~」接続詞)
第5課(「~した」完了を表す表現、「まだ~していない」副詞)
11 第5課(「~したことがある」過去の経験を表す表現、「一回~する、した」回数・時間など動作の量を表す表現、「~していただけますか、~しましょうか」相手の気持ちを確認する表現)
12 第6課(「~したい」助動詞1、「~で~する」手段を表す連動式、「~できる」助動詞2、「~するのが~」様態補語)
13 第1~6課の復習
14 理解度の確認
15 自主研究
16 復習・第7課(選択疑問文、反復疑問文)
17 第7課(「~しているところだ」進行形、「~より~」比較表現、「~でしょうか」「~しているところですよ」語気助詞)
18 第8課(「~している、してある」助詞(状態の持続)、「~する~、~した~」動詞句修飾語)
19 第8課(「~くて~、~でその上~」、「~してから~」)
20 第9課(方向補語、結果補語)
21 第9課(「とても~、最高に~」、可能補語)
22 復習2・第10課(「まもなく~しそうだ」近未来を表す表現、「~に~させる」使役表現、「~を~する」目的語を動詞の前に)
23 第10課(存現文、「~しに来る/行く」動詞の連動式、「~である以上~だ」仮定関係)
24 第11課(「~が好きだ。~するのが好きだ」、「~と同じ、~と同じように(~)」)
25 第11課(「~は~が~」二重主語、動詞の重ね式)
26 第12課(「~に~される」受け身表現、「~したのだ」過去の動作様態の強調)
27 第12課(「~だが、しかし~だ」逆接関係、「~すればするほど(ますます~)」)
28 全体の復習
29 理解度の確認
30 自主研究
上記は目安であり、実際の授業では受講者の理解度・達成度を見ながら、柔軟に進めていく。

授業方法

第1学期は、まず発音の練習から開始します。また発音のピンイン表記方法を覚え、ピンインを見て発音ができるようにします。さらに中国語の基本的な文法構造を理解して、中国語の漢字表記(簡体字)での作文練習を行います。第2学期は、発音・ピンインおよび基礎的な文法構造を理解したことを前提に、より高度な表現方法を習得することを目指します。教科書に沿って進めることで、段階的により複雑な文法へとステップアップしていきます。数課ごとに、復習を兼ねた理解度の確認を行います。

準備学習

事前に本文の該当部分を読み、発音練習をしておくこと。
ポイントの例文を予習し、日本語に訳しておくこと。

成績評価の方法

第2学期(学年末試験):30%
中間テスト:30%
小テスト:30%
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):10%
第1学期の最後に中間テスト、第2学期に学年末試験を行います。また授業時間内に数回に一度の割合で復習の小テストを行います。さらに授業態度や出席状況などを加味して、総合的に評価します。

教科書

山下輝彦『楽しい中国語第一歩』第1版、朝日出版社/Asahi Press2016年、ISBN=9784255452715

履修上の注意

履修者数制限あり。
第1回目の授業に必ず出席のこと。