西洋政治思想史演習
マキャヴェリ『君主論』を読む―
012-B-772

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
古城 毅 教授 4 3~4 通年 5

授業概要

今年度は、マキャヴェリの『君主論』その他を読みます。
 
各回の報告担当者に対しては、正確なレジュメを作成し、工夫された報告を行うこと、残りの参加者に対しては、議論に積極的に参加することを求めます。また定期的にディベートも取り入れます。これらを通じて、全体として、他者(作者、およびゼミの学友)の声を注意深く聞き取って生産的に応答する能力を養うことを目標とします。

到達目標

正確なレジュメを作成する能力、活発な議論の起点となるような論点を提起する能力、論理的に議論する能力、ならびに学術レポートを書く能力を獲得すること。

授業計画

1 初回は趣旨説明のあと、年間進行予定、および各回の担当者を協議のうえ決定します。第一学期の初めは、マキャヴェリのテクストに慣れること、正確な報告を行うこと、活発な討論をすることを目標とします。第二学期以降は、マキャヴェリに関連するテーマで、演習参加者が独自の報告を行う機会を設けていきます。
2 テクスト読解、報告・討議①
3 テクスト読解、報告・討議②
4 テクスト読解、報告・討議③
5 テクスト読解、報告・討議④
6 テクスト読解、報告・討議⑤
7 テクスト読解、報告・討議⑥
8 テクスト読解、報告・討議⑦
9 テクスト読解、報告・討議⑧
10 テクスト読解、報告・討議⑨
11 テクスト読解、報告・討議⑩
12 テクスト読解、報告・討議⑪
13 テクスト読解、報告・討議⑫
14 総括①
15 予備日①
16 テクスト読解、報告・討議⑬
17 テクスト読解、報告・討議⑭
18 テクスト読解、報告・討議⑮
19 テクスト読解、報告・討議⑯
20 テクスト読解、報告・討議⑰
21 テクスト読解、報告・討議⑱
22 テクスト読解、報告・討議⑲
23 テクスト読解、報告・討議⑳
24 自由報告①
25 自由報告②
26 自由報告③
27 自由報告④
28 自由報告⑤
29 総括②
30 予備日②

授業方法

各回の報告者(1~2人)を指名します。報告者は、作成したレジュメ(A3で2枚程度)を基にして、口頭で内容の要約、および論点提起を行います。担当教員は、各回の報告者が事前に提出したレジュメ案に対してコメントを出します。

準備学習

事前に講読範囲を熟読し、また事前に配られるレジュメをチェックして論点についてコメントをする。

成績評価の方法

レポート:20%(作文課題を数回出します。)
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):80%(出席、報告内容、演習中の参加姿勢によって評価します。毎回出欠をとります。)

教科書

ニッコロ・マキャヴェリ『君主論
教材の和訳本は複数あり、そのうちのいずれを使うかは、開講時に指示します。

参考文献

初回以降、適宜紹介します。

履修上の注意

履修者数制限あり。
第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

教科書の内容は容易ではないので、ゆっくり、じっくり本を読むことに耐える覚悟のある方を歓迎します。報告・コメントの負担はかなり重くなりますが、読解、要約、および論点提起の力はつくと思われます。西洋政治思想史の講義を受講することが望ましいです。