外国書講読(英国王室と儀礼)
Royal Events and Ceremonies―
012-B-831

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
坂本 孝治郎 教授 2 1~4 第1学期 4

授業概要

英国王室の公式ウエッブに掲載されている、英国王室が年間にわたって関与する恒例のイベントや儀礼について紹介している英文記事を、主に教材として活用します。合わせて、英国メディアのオンライイン記事を適宜教材に採択します。今年度は1月から7月までの事例を対象にします。数回は逐語訳に近い方式を取りますが、そのあとは内容要約方式で、多くの記事を講読してもらう予定です。

到達目標

英国王室の公式ウエッブ(royal.gov.uk)に掲載されているイベントとセレモニーに焦点を当てて記事を読んでいくことで、王権を支える象徴的・儀礼的なネットワークが浮かび上がってきます。ほかにも王室の動きを伝える情報が満載で、興味を覚えた方の道案内になることでしょう。当然に宮内庁のホームページにアクセスし皇室動静との比較もやってみたくなるかもしれません。

授業計画

1 オリエンテーション:英国王室の動静観察から学ぶこと
2 Ceremonial bodies(1)
3 Ceremonial bodies(2)
4 Ceremonial bodies(3)
5 Changing the Guard
6 State Opening of Parliament(1)議会開会式
7 State Opening of Parliament(2)女王のスピーチ
8 Chelsea Flower Show
9 Trooping the Colours(1):軍旗敬礼式の説明
10 Trooping the Colours(2):2015年の事例
11 Royal Ascot
12 Garter Service
13 Holyrood Week(1)
14 Holyrood Week(2)
15 第1学期の理解度の総括、認識向上の披露

授業方法

基本的に個別で精読、辞書で調べて、英文教材の内容を的確に把握してもらいます。分担方式でなくランダムに当てますので、全員が全文を読んで来ることが期待されています。ときに、私が関連情報を概説します。

準備学習

配布する教材の予習だけでなく、BBC、Telegraph、Independent、Guardianなどのオンライン記事を1週間で延べ7時間ほどフォローすることを期待します。写真付きの記事をみれば理解も進むでしょう。

成績評価の方法

レポート:20%(扱った教材についてエッセイを書いてもらいます。)
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):80%(すべて予習の上で出席しているか。丁寧に辞書を参照しているか。自主的に他の英文記事を読んでいるか。)

教科書

全て英国王室の公開情報を教材にするので教科書はありません。

履修上の注意

履修者数制限あり。(15名以内名)
第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

英国王室の動静を深く理解してみたい方の履修を歓迎します。多読に耐えうる熱意も必要です。
交信・連絡については、授業の初期段階でお知らせします。