現代金融論(上級Ⅱ)
株式投資の入門から専門実務まで―
021-D-321

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
小原沢 則之 講師 2 3~4 第2学期 4

授業概要

事例の紹介を交えつつ、株式投資のリターンやリスクに関する基礎的事項から内外株式ポートフォリオ運用の実務に至るまでの講義を行う

到達目標

株式投資に関する理論や資産運用の実務など、株式資産運用の基礎から専門に至る分野を幅広く学び、証券アナリストや金融・証券関連業界への進路にも通用する知識を身に付ける

授業計画

1 資産運用の世界、本講座の概要
2 企業価値と株式価値、上場株式の株価と資本異動
3 ポートフォリオのパフォーマンス計算の実務
4 期待リターンとリスクの推定、株式市場の効率性
5 ポートフォリオの理論
6 株式のリターン・リスク形成要因とファクター・モデル
7 外国株式への投資
8 株式指数とベンチマーク
9 アクティブ運用とパッシブ運用
10 パッシブ運用の実務論
11 アクティブ運用の実務論
12 アクティブ運用の事例
13 株式運用の管理と運用機関評価
14 これまでの講義のまとめ
15 理解度の確認

授業方法

教科書は使用せず、電子媒体の資料を配布し、プロジェクターに投影して説明する。
パフォーマンス計算などの理解を確認するため、エクセルによる簡単な計算課題(レポート)を課すことがある

準備学習

予習は特に必要ないが、授業の中で理解が困難な箇所の確認や質問をしたい場合には、電子メールなどで積極的に講師に連絡を取ること

成績評価の方法

第2学期(学年末試験):80%
レポート:10%
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):10%
この科目は、学部3-4年生が受講することのできる大学院科目であり、学部生の成績評価は大学院生と同様に行なう。

教科書

特定の教科書は用いず、講師作成の資料に沿って学習する

参考文献

必ず読まなくてはならない参考文献はないが、以下の文献は授業を理解する助けとなる。
日本証券アナリスト協会編「証券投資論」(日本経済新聞社)
辰巳憲一「アナリストのための証券分析とポートフォリオ・マネジメント」(有斐閣)
辰巳憲一「ストラクチャード・ポートフォリオ・マネジメント入門」(有斐閣)
バークレイズ・グローバル・インベスターズ「計量アクティブ運用のすべて‐その理論と実際」(金融財政事情研究会)

その他

この講座で学ぶ内容は、金融、証券、保険、資産運用業界などに進む上で有用な知識、特に証券アナリストの資格取得を目指す者にとっては不可欠な知識となります。また、将来的な個人資産形成を図る上でも役に立つものとなります