● ※上級古典語(ラテン語)
―アウグスティヌス『告白』講読―
030-B-003
担 当 者
単 位 数
配当年次
学 期
曜 日
時 限
木村 茂 講師
4
2~4
通年
火
4
古典ラテン語の初級文法を何らかのかたちで習得した学生を対象にラテン語で書かれた作品、アウグスティヌス『告白』をテキストとして講読するコースです。アウグスティヌスは「西欧の教師」ともよばれ、古代ヨーロッパ世界最後の教養人とされるキリスト教ラテン教父です。『告白』はアウグスティヌス自身がもっとも読まれている著作だといっている作品であり、これをテキストとして読みすすめます。ラテン語だけでなく、アウグスティヌスに、古典ヨーロッパ文化に、古代ヨーロッパ世界にといろいろな関心をもって参加されること期待します。
古典ラテン語初級の項目を確認するとともに、初級以上の事項についても理解しラテン語の古典テキストを読解する能力・技能を向上させる。
1
最初の授業時にテキストや参考文献などについて紹介し、授業のすすめ方についても説明します。参加者はなにか古典ラテン語の辞典を準備してください。ラテン語辞書についても最初に紹介します。
2
2回め以降、テキストの一文ずつ参加者が音読し解釈して読みすすめていきます。
アウグスティヌスの作品講読ですが、『告白』をテキストとして一語一句、一文ずつ担当する学生が読みすすめ、それを参加する学生と検討していきます。はじめは初級でおぼえた文法項目もあらためて一つずつ確認していきます。やがて初級ではくわしく学習できなかった項目や初級では扱われない事項にも注目しながら授業をすすめます。出来るだけていねいに、ゆっくりと講読していきます。参加する学生すべての協力で授業がすすむのだと考えてください。
事前にテキストの次回講読部分、ふつうテキストである『告白』の1節を辞書と文法書をつかって丁寧に予習する必要があります。
レポート:20%(テーマ等は学年末に告知)
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):80%(講読授業への参加を重視)
授業およびレポートを総合的に評価します。
不明な点があれば、下記メールアドレスを利用してください。
shigeru.kimura[アット]gakushuin.ac.jp