日本語学演習
言語使用及び言語学習に関する調査―
033-A-114

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
金田 智子 教授 4 2~4 通年 1

授業概要

在住外国人及び日本人の言語使用・言語学習に関する意識や実態を理解するため、調査を計画し実施する。収集したデータの分析結果をもとに、提言を検討する。

到達目標

1.留学生や地域在住外国人・日本人に対する各種調査(インタビュー調査、アンケート調査等)を通じ、現代社会におけるコミュニケーション問題の一端を捉え、多文化・多言語化が進む日本に関する意識を高める。
2.在住外国人をめぐるコミュニケーション問題について、何らかの資料に基づいて、自分の考えを述べられるようになる。
3.言語使用や言語学習に関する実態や意識に関して、調査を行い、基礎的な分析ができるようになる。

授業計画

1 在住外国人、留学生の日本語使用に関する諸課題
2 外国人及び外国人の日本語に対する日本人の意識に関する諸課題
3 様々なデータ
4 論文講読(1)
5 論文講読(2)
6 研究課題
7 調査デザイン
8 背景に関する情報収集
9 調査デザインの発表
調査計画・調査準備
10 調査倫理
調査実施上の注意
11 質問紙について
12 インタビューについて
13 パイロット調査
14 本調査に向けて
15 まとめ
16 分析手法(1)
17 分析手法(2)
18 分析演習(1)
19 分析演習(2)
20 解釈・考察の方法
21 解釈・考察の演習
22 提言・アクションプラン(1)
23 提言・アクションプラン(2)
24 報告書の作成(1)
25 報告書の作成(2)
26 発表用資料の作成(1)
27 発表用資料の作成(2)
28 結果の発表
29 調査結果のまとめ
30 自主研究
調査時期に応じ、授業内容が前後する場合があります。

授業方法

特定の目的の下、調査を計画し、教室外で実施します。グループで活動を進めていきながら、個人の力も伸ばしていきます。

準備学習

1.配布論文・資料の読解(30分~2時間)
2.データ収集活動(6~10月)
3.成果物の作成及び広報(11~1月)

成績評価の方法

平常点(出席、クラスへの参加度・貢献度、課題の達成度):35%
研究計画:20%
報告書:25%
発表:20%

教科書

随時、資料を配布します。

参考文献

鈴木淳子『調査的面接の技法』第2版、ナカニシヤ出版2005年、ISBN=9784888489607
ゾルタン・ドルニェイ著、八島智子・竹内理監訳『外国語教育学のための質問紙調査入門‐作成・実施・データ処理』第1版、松柏社2006年、ISBN=9784775401200

履修上の注意

履修者数制限あり。(30名)
第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

約9か月をかけて、一つのテーマを追求していきます。じっくり一つのことに取り組んでみたい人を歓迎します。