文学・文化コース 専門演習(4)
ドイツ映画監督たちのハリウッド―
035-B-321

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
荒井 泰 講師 2 3~4 第2学期 2

授業概要

ドイツ映画は1920年代にその黄金期を迎え、世界的にも注目される前衛的な作品を次々に生み出していました。ところがナチスの台頭によって映画製作の環境が大きく変化したため、数多くの映画人たちはアメリカに渡ってしまいます。彼らはまたハリウッドにおいても成功を収め、ハリウッドのみならず世界中の映画製作に影響を与えることになりました。この授業ではF.W.ムルナウ、F.ラング、E.ルビッチ、D.サーク(D. ジレーク)らを中心に、ドイツ時代とハリウッド時代の作品を比較しながら、彼らの表現技法を分析してみたいと思います。それによって古典的なハリウッド映画への理解も深まることでしょう。

到達目標

古典的な娯楽映画に関する映像理論を習得する。映像表現の背景にある社会現象について理解を深める。

授業計画

1 オリエンテーション(授業の目的と概要について)
2 導入(1)ドイツ表現主義
3 導入(2)ドイツ表現主義とナチズム
4 F.W.ムルナウ(1)
5 F.W.ムルナウ(2)
6 F.ラング(1)
7 F.ラング(2)
8 F.ラング(3)
9 E.ルビッチ(1)
10 E.ルビッチ(2)
11 E.ルビッチ(3)
12 D.サーク(D. ジレーク)(1)
13
14 E.G.ウルマー
15 まとめ
受講者と相談の上、授業計画は変更になる可能性があります。

授業方法

毎回授業のはじめに概説をした上で、口頭発表とディスカッションを行う。

準備学習

事前学習には資料の読み込みが求められる。事後学習と合わせて最大240分程度の学習が想定される。

成績評価の方法

レポート:50%(自分なりの考察と文章の組み立て方)
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):50%(出席、口頭発表、ディスカッションへの参加度)

教科書

プリントを配布。

参考文献

授業内で指示する。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。