※フランス文学特殊研究
スタンダール『赤と黒』研究―
036-A-404

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
野村 正人 教授 4 3~4 通年 2

授業概要

19世紀の作家スタンダールの『赤と黒』をとりあげて、その作品世界を詳しく分析する。とくに、作品の構造のほか、1830年以降7月王政期の政治的歴史が作品にどのように反映しているかを検討する。

到達目標

19世紀の写実的な小説の特徴、その構造が理解できる。
フランス語を正確に理解できるようになる。

授業計画

1 7月王政期の歴史概観(1)
2 7月王政期の歴史概観(2)
3 作家、時代、作品内容についての概観(1)
4 作家、時代、作品内容についての概観(2)
5 『赤と黒』の精読(1−1)
6 学生による作品の文学的な分析の発表(1−2)
7 発表をもとにした教師のコメントと解説、質疑応答(1−3)
8 『赤と黒』の精読(2−1)
9 学生による作品の文学的な分析の発表(2−2)
10 発表をもとにした教師のコメントと解説、質疑応答(2−3)
11 『赤と黒』の精読(3−1)
12 学生による作品の文学的な分析の発表(3−2)
13 発表をもとにした教師のコメントと解説、質疑応答(3−3)
14 関連した論文を読む
15 前期のまとめ
16 『赤と黒』の精読(4−1)
17 学生による作品の文学的な分析の発表(4−2)
18 発表をもとにした教師のコメントと解説、質疑応答(4−3)
19 『赤と黒』の精読(5−1)
20 学生による作品の文学的な分析の発表(5−2)
21 発表をもとにした教師のコメントと解説、質疑応答(5−3)
22 『赤と黒』の精読(6−1)
23 学生による作品の文学的な分析の発表(6−2)
24 発表をもとにした教師のコメントと解説、質疑応答(6−3)
25 『赤と黒』の精読(7−1)
26 学生による作品の文学的な分析の発表(7−2)
27 発表をもとにした教師のコメントと解説、質疑応答(7−3)
28 『赤と黒』の精読(8−1)
29 学生による作品の文学的な分析の発表(8−2)
30 発表をもとにした教師のコメントと解説、質疑応答(8−3)。総括

授業方法

自分に関心のある観点から作品を読解したり、あるいは作品と政治状況の関係を分析して、それを発表する形式をとる。また必要に応じて関連する論文も読み、最終的にレポートにまとめる。

準備学習

授業で扱う部分をフランス語で読んでおく。(1時間)

成績評価の方法

レポート:80%
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):20%

教科書

Stendhal, Le Rouge et le noir, (Garnier Flammarion), 2013, ISBN:2081253690

参考文献

授業時に指示

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。