ボランティア学習論Ⅱ
ボランティア学習の理論と実践―
038-A-206

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
林 幸克 講師 2 2~4 第1学期 2

授業概要

 「ボランティア学習論Ⅰ」の履修者を対象に,ボランティア学習についての理解をさらに深め,小学校教員として役立てることをねらいとする。演習形式を中心とし,学外での見学,体験等も交えたアクティブ・ラーニング型授業とする。学生の興味・関心のある課題について探究・発表する場面を設定し,それを基にした討議・協議を経て,ボランティア学習に関する深い知見を得られるようにする。具体的には,小学校におけるボランティア学習の具体的な学習計画・指導方法などを,多角的に考察する。

到達目標

・ボランティア学習の理論を理解し,自分の言葉で具体的に説明できるようになる。
・ボランティア学習の実践に関して,発達段階等を考慮した指導ができるようになる。

授業計画

1 ボランティア学習関連施策の動向
2 学校教育におけるボランティア学習
3 個人演習 小学校におけるボランティア学習
4 個人発表 小学校におけるボランティア学習
5 学外実習(1) 博物館におけるボランティア学習
6 学外実習(2) 博物館で活動するボランティア
7 学外実習(3) 小学生が博物館でできるボランティア学習の実際
8 学外実習(4) 小学生が博物館でできるボランティア学習の企画
9 グループ演習(1) ボランティア学習の年間指導計画・本時活動計画の作成
10 グループ演習(2) ボランティア学習の指導上の留意点
11 グループ演習(3) 年間指導計画・本時活動計画の発表
12 グループ演習(4) 年間指導計画・本時活動計画の改善
13 グループ演習(5) 年間指導計画・本時活動計画の再検討・発表
14 ボランティア学習を取り巻く今日的課題
15 まとめ

授業方法

講義,学外実習,グループ演習・発表など,アクティブ・ラーニングを取り入れて進める。

準備学習

・「ボランティア学習論Ⅰ」の学習内容を復習しておくこと。

成績評価の方法

第1学期(学期末試験):50%(課題に対する論理的な記述)
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):50%

教科書

文部科学省『小学校学習指導要領』、東京書籍2008年、ISBN=9784487286959

参考文献

長沼豊『実践に役立つボランティア学習の基礎理論』、大学図書出版2010年、ISBN=9784903060729

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

・2016年5月の日曜日(1日)終日を使って学外実習を実施する予定。
・日時等の詳細は,後日,決まり次第連絡するので,掲示等で確認すること。
・履修する学生は学外実習に必ず参加すること。