生涯学習論
生涯学習の理論と実際―
038-A-508

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
林 幸克 講師 2 3~4 第2学期 4

授業概要

 生涯学習の基本的な考え方について理解し,その基盤となる初等教育の重要性と意義について考察することをねらいとする。内容としては,人が生涯にわたって学ぶことの意義やそのための教育機関の多様性,発達段階に応じた学習機会の提供や重要性,学校教育と社会教育との連携・協働の意義と重要性,具体的な手法などに着目する。また,実践的な話題として教育委員会の実施する事業や市民によるボランティア活動などについても扱う。

到達目標

・生涯学習の理論について理解し,自分の言葉で具体的に説明できるようになる。
・生涯学習社会における小学校教育の在り方について,実践的に捉えることができるようになる。

授業計画

1 生涯学習の意義と役割
2 生涯学習の歴史
3 生涯学習関連施策の動向
4 生涯学習の形態・方法
5 学外実習(1) 青少年教育施設の役割
6 学外実習(2) 青少年教育施設の専門職員
7 学外実習(3) 生涯学習支援施設の役割
8 学外実習(4) 生涯学習支援施設の専門職員
9 グループ演習(1) 生涯学習プログラム<概論>
10 グループ演習(2) 生涯学習プログラム<学習内容の構想の仕方>
11 グループ演習(3) 生涯学習プログラム<学習内容の検討>
12 グループ演習(4) 生涯学習プログラム<検討成果の発表>
13 グループ演習(5) 生涯学習プログラム<再検討と振り返り>
14 生涯学習社会と学校・地域・家庭
15 まとめ

授業方法

講義,学外実習,グループ演習・発表などを用いて,アクティブ・ラーニング型授業として進める。

準備学習

・身近な生涯学習関連施設(公民館,博物館,図書館,青少年教育施設,生涯学習センターなど)に行き,主催事業(学習プログラム)の情報(チラシ等)を収集しておくこと。
・市区町村の発行する広報誌・紙を収集しておくこと。

成績評価の方法

第2学期(学年末試験):50%(課題に対する論理的な記述)
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):50%

教科書

鈴木眞理・馬場祐次朗・薬袋秀樹『生涯学習概論』、樹村房2014年、ISBN=9784883672301

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

・10月の日曜日(1回)終日使って学外実習を実施予定。
・日時等の詳細は,後日,決まり次第連絡するので,掲示等で確認すること。
・履修する学生は学外実習に必ず参加すること。