マクロ経済学(国際社会科学科)
051-A-109

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
柏木 昌成 准教授 2 1 第2学期 3

授業概要

この授業はマクロ経済学の入門コースである。この授業ではマクロ経済学の基本的な諸概念と理論を体系的に修得し、最近の日本経済および国際経済の動向をマクロ経済学的な視点から捉える能力を身につけることを目標とする。また、データを重視し、現実経済に対する問題意識を高めることに主眼を置く。取り扱うテーマは、国民所得統計、消費と投資、貨幣の需要と供給、IS-LM分析などである。授業は講義形式で行う。指定教科書に基づいて授業するが、適宜新聞記事や関連するトピックのデータを紹介する。

到達目標

マクロ経済学の基本概念を修得する。

授業計画

1 イントロダクション
2 国内総生産(1)三面等価の原則
3 国内総生産(2)名目と実質、景気循環
4 消費と貯蓄(1)ケインズ型消費関数、ライフサイクル仮説
5 消費と貯蓄(2)恒常所得仮説、流動性制約
6 設備投資と在庫投資(1)ストックとフロー
7 設備投資と在庫投資(2)新古典派の投資理論
8 金融と株価(1)企業の資金調達
9 金融と株価(2)株価の決定理論
10 貨幣の需要と供給(1)貨幣需要関数
11 貨幣の需要と供給(2)利子率の決定理論
12 乗数理論とIS-LM分析(1)乗数理論
13 乗数理論とIS-LM分析(2)IS-LM分析
14 経済政策の有効性
15 総括

授業方法

講義形式

準備学習

講義内容の復習と併せて指定教科書を熟読し問題演習に取り組むことを強く勧める。

成績評価の方法

第2学期(学年末試験):80%
小テスト:20%
上記により算出した評点よりも学年末試験の成績の方が高い場合は、学年末試験の割合を100%として評価する。また、成績には算入しないが、任意提出の宿題を課す。

教科書

福田慎一・照山博司『マクロ経済学・入門』第4版、有斐閣2011年、ISBN=9784641124394

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

本授業は、教職課程の「教科に関する科目」を兼ねる。