社会科教育法Ⅰ
社会科教育の全体像と新しい教育方法―
091-E-101

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
諏訪 哲郎 教授
梅野 正信 講師
2 2~4 第1学期 1

授業概要

中学校社会科の歴史的な変遷を理解したうえで、3つの分野が、どのような目的と内容をっているかを確認する。また、社会科の教育方法として、探究的な学習が求められている背景を認識した上で、アクティブ・ラーニングを取り入れた指導案を構想して模擬授業をおこなう。

到達目標

中学校社会科教育の全体像を理解した上で、これからの時代が求めている社会科の教育方法の修得を目標とする。

授業計画

1 社会科誕生の時代的・社会的背景
2 学習指導要領(試案)「社会科とは」の要点
3 初期社会科と問題解決学習
4 中学校社会科における3分野制の成立と変遷
5 中学校社会科地理的分野と学習指導要領における目標
6 中学校社会科地理的分野と学習指導要領における内容構成
7 中学校社会科歴史的分野と学習指導要領における目標
8 中学校社会科歴史的分野と学習指導要領における内容構成
9 中学校社会科公民的分野と学習指導要領における目標
10 中学校社会科公民的分野と学習指導要領における内容構成
11 中学校社会科の教育方法(1)探究的な学習の必要性
12 中学校社会科の教育方法(2)基礎・基本の修得とKP法
13 中学校社会科の教育方法(3)アクティブ・ラーニングの指導法
14 授業のための教材研究と指導案の作成
15 模擬授業とその合評・改善提案
全15回のうち第7回から第10回は梅野が担当し、それ以外は諏訪が担当する。

授業方法

授業内容は講義形式に適したものであるが、実際の授業ではグループワーク等の学習者主体の活動を多数取り入れる。

準備学習

授業時に配布した資料は授業後にもう一度読み返し、内容の定着を図ること。
KP法のような新しい学習方法については、You Tube などの動画などで紹介するが、事業時間外にPCで確認し、自分の実践に応用できるようにしておくこと。

成績評価の方法

第1学期(学期末試験):70%
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):30%(授業時の感想文等)

教科書

文部科学省『中学校学習指導要領解説 社会編』、日本文教出版2008年年、ISBN=9784536590051