マルチメディア論1
CGと画像処理の入門―
001-D-401

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
横山 悦郎 教授 2 第1学期 1

授業概要

コンピュータの性能向上により、われわれの身の周りにあるコンピュータは単なる計算道具から表現のためのツールになった。表現の対象も、静的な文字・画像のみならず、3Dオブジェクトや音楽も手軽に扱える。その結果、コンピュータが単に芸術表現ツールとして使えるだけでなく、受信する相手に応じて様々な表現を自由に選べることになった。本授業では、マルチメディア理論とその基礎技術を、コンピュータグラフィックス(CG)とディジタル画像処理を通して学んでいく。美術・デザイン系の講義ではない。毎時間実習を行うので遅刻は厳禁である。

到達目標

コンピュータグラフィックス(CG)とディジタル画像処理について学び、コンピューターにおいてアニメーションの作成と画像の加工ができるようになる。

授業計画

1 マルチメディアとコンピュータ(情報メディアの多様性)
2 Ⅰ ディジタル画像処理とは(画像処理の歴史)
3 画像のディジタル化
4 ディジタル画像の表現
5 画質
6 濃淡・色情報の変換
7 空間的情報の変換
8 画像処理の総合実習
9 Ⅱ コンピュータグラフィックス(CG)とは。OpenGLおよびWebGLについて
10 2Dグラフィックスの基礎(その表現)
11 2Dグラフィックスのにおける幾何変換とアニメーション
12 3Dグラフィックスの基礎(視点と視体積)
13 3Dグラフィックスの基礎(光源と光の反射)
14 3Dアニメーション
15 CGの総合実習

授業方法

授業の前半は講義形式で行い、後半は各自がパソコンを使った実習形式で行う。

準備学習

毎回の授業中に提示した演習問題(レポート)を提出すること(約1時間程度)。

成績評価の方法

レポート:50%(毎回の授業で課せられるレポートの提出の有無およびその完成度)
学期末課題:50%(画像処理とCGの二つの課題に対す問題解決の程度)
学期末の課題および毎回の授業時に出すレポートで評価する。

履修上の注意

履修者数制限あり。

その他

授業内容の理解には、プログラミングの経験があること、または「情報処理入門1」・「情報処理入門2」を履修もしくは履修中であることが望ましい。実習は、「初等情報処理1」および「初等情報処理2」のスキルを前提に行う。計算機センター配布のC language例題集は理解しておくこと。